FXレポート

米経済指標の好結果を受けてドル円は買い強まる!

昨日のドル円は、東京市場で前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の円売り・ドル買い地合いを引継いだほか、日経平均株価が一時230円超上昇したことも相場の支援材料となり124円台へ緩やかに上昇しました。ただ、中国株式の上海総合指数はマイナスで推移し、日経平均株価も伸び悩んだため、ドル買いが一服しました。欧州市場では、対オセアニア通貨でドル買いが強まり徐々に値を切り上げ124.30円近辺まで上昇しました。NY市場では、米GDP速報値は結果2.3%プラスと予想2.5%プラスを下回りましたが、前回値が0.2%マイナスから0.6%プラスに上方修正されたうえ、前週分の米新規失業保険申請件数も好結果となったことが伝わると124.50円近辺まで上値を伸ばしました。引けにかけては、NYダウや米10年債利回りがともに軟調に推移したことで値を切り下げ、前日比では0.236円高い124.142円で取引を終えました。

≪2015年07月30日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り48% 買い52%
ユーロ・円  :「ベア」 売り61% 買い39%
英ポンド・円 :「ベア」 売り55%  買い45%
豪ドル・円  :「ブル」 売り10%  買い90%
NZドル・円  :「ブル」 売り13% 買い87%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り53% 買い47%

【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 失業率 6月
08:30 JPY 有効求人倍率 6月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 6月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 6月
10:00 NZD NBNZ企業信頼感 7月
10:30 AUD 四半期卸売物価指数(PPI)[前期比] 4-6月期
10:30 AUD 四半期卸売物価指数(PPI)[前年同期比] 4-6月期
15:00 DEM 小売売上高指数[前月比] 6月
18:00 EUR 失業率 6月
18:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 7月
22:45 USD シカゴ購買部協会景気指数 7月
23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・確報値 7月

- 今日のトレードポイント -
昨日の米GDP速報値は、2.3%増と予想2.5%増を下回る結果となりましたが、前回値が0.2%マイナスから0.6%プラスに上方修正されたことで、米連邦準備理事会(FRB)が年内にも利上げに踏み切る可能性が強まっています。FRBが利上げを判断するのに重要なポイントとしては、さらなる雇用市場の改善、そしてインフレ圧力の高まりの2点になります。FOMCの声明では、「中期的にインフレ率が2%目標に向かって戻るとの合理的な確信が持てた時」に利上げが適切になるとしているため、来週の米7月雇用統計も雇用市場の改善がインフレ率の上昇につながる兆しと見えるかどうか注目されます。本日は、米ミシガン大学消費者態度指数やシカゴ購買部協会景気指数の指標を控えており、ドル上昇の弾みとなるか同時間帯での動意に注意したいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     122.00-124.50
ユーロ・円 134.50-137.50
ポンド・円  191.00-194.00

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