FXレポート

終始方向感を欠く!

先週金曜日のドル円は、124.125円で取引を開始しました。東京市場では中値にかけて実質的な5・10日(ゴトー日)に伴う実用筋の円売りドル買いから日通し高値となる124.230円までじり高となりました。買い一巡後は利益確定の売りが出て軟化し一時124円を割り込みました。欧米市場では、米10年債利回りの低下を受け日通し安値となる123.918円まで下落した後はナイトセッションの日経平均先物の上昇を支えに下値を切り上げました。一時持ち高調整の売りに押されましたが、6月米住宅着工件数や6月米建設許可件数が予想を大幅に上回る結果となり124.16円近辺まで上昇しました。終始一方方向に動意付くことはなく方向感を欠く展開となり、前日比では0.052円安い124.063円で取引を終えました。

≪2015年07月17日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り44% 買い56%
ユーロ・円  :「ベア」 売り52% 買い48%
英ポンド・円 :「ブル」 売り47%  買い53%
豪ドル・円  :「ブル」 売り21%  買い79%
NZドル・円   :「ブル」 売り 9% 買い91%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り49% 買い51%

【今日の主な経済指標】
08:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 7月
15:00 DEM 生産者物価指数(PPI)[前月比] 6月
17:00 EUR 経常収支 5月
21:30 CAD 卸売売上高[前月比] 5月

- 今日のトレードポイント -
先週イエレンFRB議長が、年後半の成長加速や目標水準であるインフレ率2%に対して自信を示したことで市場には安心感が広がりました。また、6月米消費者物価指数(CPI)は5ヶ月連続でプラス、6月米住宅着工許可件数も約8年ぶりの高水準となり着実に米経済の回復を裏付けるかたちとなりました。日本の株式市場を観ると、日経平均株価が2万円を割り込んだ後の戻りの値動きが良いため今後も買い意欲は強いと思います。これらを受け、今週のドル円は底堅い展開が予想されます。ただ、ギリシャのユーロ離脱は一時的に回避されましたが先行き不安が再燃すればドル安要因となるため注意が必要です。以上のことから、今週のドル円は、サポートラインを25日移動平均線123.07円近辺、レジスタンスを6月8日高値125.68円近辺として取引に臨みたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     123.80-124.50
ユーロ・円 133.00-136.00
ポンド・円  191.00-196.50

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