FXレポート

リスク回避目的の円買いドル売り進む!

昨日のドル円は、122.561円で取引を開始した後、東京市場において日経平均株価が反発するとドル買いが優勢となり122.79円近辺まで上昇しました。買い一巡後は上値が重くなり122.65円近辺での推移となりました。欧米市場では、取引当初ユーロドルの下落に伴い円売りドル買いが先行し日通し高値となる122.879円まで上昇しました。その後は時間外の米長期金利が低下したほか、ナイトセッションの日経平均先物が330円安まで下げ幅を広げたことを受けリスク回避目的の円買いドル売りが進み、原油先物相場の急落で資源国のクロス円が軒並み下落したことも影響し日通し安値となる122.014円まで下押しました。ただ、売りが一巡すると日経平均先物や米長期金利が低下幅を縮小したことに伴い122円台半ばまで切り返し、前日比では0.01円安い122.532円で取引を終えました。
 
≪2015年07月07日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り31% 買い69%
ユーロ・円  :「ブル」 売り44% 買い56%
英ポンド・円 :「ブル」 売り38%  買い62%
豪ドル・円  :「ブル」 売り 7%   買い93%
NZドル・円 :「ブル」 売り 9%  買い91%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り49% 買い51%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 国際収支・経常収支 5月
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 5月
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 6月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 CAD 住宅建設許可件数[前月比] 5月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
04:00 USD 消費者信用残高[前月比] 5月

- 今日のトレードポイント -
ギリシャ支援への先行き不透明感が継続するなか、昨日ギリシャは新提案を提出せず、本日ESMプログラムの要請と救済に対する新提案がギリシャ政府から提出される見通しとなっています。これを受け12日にユーロ圏と欧州連合(EU)は首脳会議を開催し、提案は承認される可能性があると報道されています。12日予定の首脳会議までは一端ギリシャ関連のニュースは収まる可能性がありますが、ギリシャの先行き不透明感は米株安債券高を誘発するため注意が必要です。本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表があり発表前は様子見ムードになると思われますが、発表後の内容を見極め取引に臨みたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     122.00-123.00
ユーロ・円 133.00-136.00
ポンド・円  187.00-193.00

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