FXレポート

本日は米雇用統計に注目です!

昨日のドル円は、東京市場午前では、日経平均株価が底堅く推移したことが下支えとなり122.60円近辺で推移しました。買い一巡後は、徐々に値を切り下げ122.40円近辺まで下押ししました。欧州市場では、日経平均株価が110円超高まで上昇したことを支えに買いが強まり122.70円近辺まで値を上げました。一部報道にて「ツィプラス・ギリシャ首相は救済の大半の条件を受け入れる用意がある」とのニュースをきっかけに、リスク回避の動きが後退し、123円台まで持ち直しました。またナイト・セッションの日経平均先物や米長期金利が急上昇したことも下支えとなりました。NY市場では、6月ADP全米雇用報告が予想を上回る好結果となったほか、米長期金利の上昇などをきっかけに全般ドル買いが優勢となり123円台で底堅く推移しました。その後も米ISM製造業景気指数や5月米建設支出がともに強い結果となったことでドル買い地合いが続きました。ただ上値は米雇用統計や独立記念日の連休を控えて限定的となり、前日比では0.773円高い123.157円で取引を終えました。

≪2015年07月01日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り43% 買い57%
ユーロ・円  :「ベア」 売り52% 買い48%
英ポンド・円 :「ブル」 売り49%  買い51%
豪ドル・円  :「ブル」 売り15%  買い85%
NZドル・円  :「ブル」 売り11% 買い89%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り57% 買い43%

【今日の主な経済指標】
15:00 GBP ネーションワイド住宅価格[前月比] 6月
17:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 6月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 5月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 5月
20:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
21:30 USD 非農業部門雇用者数変化[前月比] 6月
21:30 USD 失業率 6月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:00 USD 製造業新規受注[前月比] 5月
 0:10 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言


- 今日のトレードポイント -
ドル/円は、ギリシャのデフォルト問題に絡んだ米株価や米中長期債利回りの低下が一旦落ち着きをみせ、ADP全米雇用報告、米ISM製造業景気指数や米建設支出の経済指標が軒並み好結果となりました。そのため米長期金利が上昇し、NYダウも130ドル超高となるなど全般ドル買い圧力が強まりました。本日の米雇用統計は、昨日の経済指標が好結果となったことで、期待が高まりそうです。ただ、週末の連休やギリシャの国民投票を控え上値は限定的となりそうです。またドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言も控えており、ギリシャ支援について言及されるか注目したいところです。


[今日の予想レンジ]
ドル・円    122.00-124.00
ユーロ・円 133.00-139.00
ポンド・円 191.00-196.00

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