FXレポート

材料難でもみ合い強まる!

昨日のドル円は、東京市場においては、日経平均株価がプラス圏から一時110円超と下落したことで円買い・ドル売りの流れが優勢となり118.80円近辺まで軟調に推移しました。ただ、その後の日経平均株価は、下げ渋ったことで119円台へ持ち直しました。午後では、日経平均株価は、2万円台を割り込むなど軟調に推移したことで、ドル円も徐々に値を切り下げました。欧州市場では、全般的にドル買いでスタートし一時119.25円近辺まで上昇しました。ただ、新規材料難から買いは伸びず119円台前半でもみ合いとなりました。その後、格付け会社フィッチが日本の格付けを「A+」から「A」に引き下げると全般に円売りが進みました。ただ、買い一巡後は、利益確定の動きから失速しましたが、米長期金利の上昇を手掛かりに一進一退の動きとなりました。NY市場では、原油先物相場の上昇を手掛かりに資源国通貨に対してドル売りが優勢となりドル円は、119.10円前後まで下押ししました。引けにかけてもNYダウが軟調に推移し、全体的に動意に欠ける展開が続き、前日比では0.139円高い119.055円で取引を終えました。

≪2015年04月27日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・円  :「ベア」 売り60% 買い40%
英ポンド・円 :「ベア」 売り55%  買い45%
豪ドル・円  :「ブル」 売り35%  買い65%
NZドル・円  :「ブル」 売り22% 買い78%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り78% 買い22%

【今日の主な経済指標】
15:45FRF消費者信頼感指数 4月
17:30GBP四半期国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 1-3月期
17:30GBP四半期国内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 1-3月期
22:00USDケース・シラー米住宅価格指数 2月
22:00USDケース・シラー米住宅価格指数[前年同月比] 2月
23:00USD消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 4月
23:00USDリッチモンド連銀製造業指数 4月


- 今日のトレードポイント -
ドル円は、今週の火・水曜日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目材料となっています。早期利上げ観測は、大きく後退してきているものの、FOMCメンバーの多くは、依然年内利上げ開始が適切であると主張していることもあり、利上げに最も慎重とみられるイエレンFRB議長の発言には注意したいところです。またギリシャ問題では、ギリシャが債権団との交渉担当者を刷新したことで支援協議が前進するとの期待があるため、財政懸念が若干後退し株価も強気な展開になるかもしれません。本日は、米国経済指標のケース・シラー米住宅価格指数、消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数が控えており、同時間帯での動意に注目したいところです。


[今日の予想レンジ]
ドル・円    118.00-120.00
ユーロ・円 126.00-130.00
ポンド・円 175.00-180.00

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