FXレポート

米国景気指標下振れでドル円弱含む!

昨日のドル円は、東京市場においては、日経平均株価の上昇に伴う円売り・ドル買いの流れが優勢となり120円近辺で堅調に推移しました。マクダーモットNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁補佐が「金融政策は引き続き緩和的だろう」「現時点では政策金利引き上げについては検討していない」などと述べたことで対NZドルに対してドル高の流れからドル円も小幅に推移しました。その後は、本邦輸出企業の実需の円買い・ドル売りの流れから119.80円近辺まで値を戻しました。欧州市場では、新規材料難から119.80円前後でもみ合いが続き方向感のない展開が続きました。一部報道でダイセイプルーム・オランダ財務相(ユーログループ議長)が「ギリシャへの融資支払いは可能」などと発言したことが好感されてリスク回避の動きが後退し120円台まで持ち直しました。NY市場では、米新規失業保険申請件数が予想より弱い結果となったほか、米10年債利回りが一時上昇に転じたことも重しとなり徐々に値を切り下げました。またその後の弱い米住宅指標を受けて全般ドル安が進み、前日比では0.369円安い119.526円で取引を終えました。

≪2015年04月23日クローズ時点≫
ドル・円     :「ブル」 売り31% 買い69%
ユーロ・円   :「ベア」 売り57% 買い43%
英ポンド・円  :「ブル」 売り46%  買い54%
豪ドル・円   :「ブル」 売り26%  買い74%
NZドル・円  :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・ドル  :「ベア」 売り79% 買い21%

【今日の主な経済指標】
17:00 DEM IFO企業景況感指数 4月
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 3月
21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 3月

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、米国10年債利回りが目先2%を目前にもみ合いが続いるほか、昨日の米新規失業保険申請件数や住宅関連指標が下振れし120円を割って推移しているものの、NYダウは18,000ドル台を維持しており、株式市場の強気ムードから株高・円安のサイクルはしばらく続きそうです。ただ120円台では、上値の重さを嫌気した売りや利益確定のポジション調整などで一時的に下押しする場面も予想されますので、下がったところでの買い場面を見極めたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円      118.00-120.00
ユーロ・円 126.00-130.00
ポンド・円  175.00-180.00

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