FXレポート

対ユーロや対カナダドルでドル売り進行!

先週金曜日のドル円は120.571円で取引を開始。東京市場午前の取引では仲値前後に多少上下に振れ120.623円の日通しの高値をつけ、午前中はほぼ横ばい圏内での値動きにとどまりました。午後に入ると動きは鈍り120.50円を挟んだごく狭いレンジ内での取引となりました。欧米市場では、対ユーロや対カナダドルでドル売りが進んだ流れに沿い120.055円と日通し安値をつけました。もっとも、その後は米長期金利の低下幅縮小に伴いドルの買い戻しが入ったため、120.30円近辺まで下げ渋りました。取引終盤には方向感を欠き安値圏での推移が継続し、前日比では0.358円安い120.227円で取引を終えました。

≪2015年04月10日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り38% 買い62%
ユーロ・円  :「ブル」 売り29% 買い71%
英ポンド・円 :「ブル」 売り11%  買い89%
豪ドル・円  :「ブル」 売り14%  買い86%
NZドル・円  :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り54% 買い46%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
08:50 JPY 国内企業物価指数[前年同月比] 3月
08:50 JPY 機械受注[前月比] 2月
09:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
15:45 FRF 経常収支 2月
03:00 USD 月次財政収支 3月

- 今日のトレードポイント -
対ユーロなどでドルの買い戻しが進んでいることや日経平均株価が15年ぶりに一時2万円台をつけるなどドル円の上昇を後押しする環境下にあると思われます。日本の株式市場においては本邦長期資金の買いなどが入ることも予想されるため、株式市場の底堅い値動きに支えられてドル円も堅調な推移が予想されます。懸念材料としては、15日に欧州中央銀行(ECB)定例理事会があり、ドラギECB総裁の定例記者会見を受けて対ユーロでドル売りが進んだ場合には120円を割り込む展開が予想されます。また、米企業の決算発表が本格化するため内容が悪い場合には株価下落を受けた円買いドル売りの流れになることも想定しておきたいです。基本的にはドル買いの地合いから底堅い推移が予想されます。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    119.80-120.80
ユーロ・円 126.80-129.00
ポンド・円 172.00-179.00

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