FXレポート

株安・金利低下からドル円軟調!

昨日のドル円は、東京市場の午前中は日経平均株価が昨日に引き続き連続で200円超安となったことを嫌気してドル売り地合いが先行し119.70円近辺まで値を切り下げました。そのあと、株価は一時280円超安まで下げたものの徐々に下げ幅を縮小したことで売り圧力は低下したものの、ドル円の戻りは鈍く119.70円近辺で推移しました。欧州市場では、対ユーロを中心にドル買いが進み119.90円近辺まで徐々に値を戻しました。ただ、買いが一巡すると120円の上値の重さを確かめると方向感に遠しい展開がつづきました。NY市場では、注目された3月米ADP雇用統計が弱い結果となったこと受け、米10年物国債利回りも低下し119.70円近辺まで失速しました。またISM製造業景気指数も予想を下回る弱い結果となったことを受けNYダウが70ドル超安となるなど全体的にドルが弱含む展開が続きました。引けにかけても米長期金利の低下に伴って円買い・ドル売りがじわりと強まり、前日比では0.294円安い119.759円で取引を終えました。

≪2015年04月1日クローズ時点≫
ドル・円     :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・円   :「ブル」 売り43% 買い57%
英ポンド・円  :「ブル」 売り19%  買い81%
豪ドル・円   :「ブル」 売り06%  買い94%
NZドル・円  :「ブル」 売り12% 買い88%
ユーロ・ドル  :「ベア」 売り71% 買い29%

【今日の主な経済指標】
17:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 3月
20:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 3月
20:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
21:30 CAD 貿易収支 2月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 USD 貿易収支 2月
21:40 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
23:00 USD 製造業新規受注[前月比] 2月

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、明日の米雇用統計を控え様子見ムードが強まっています。昨日の米ADP雇用統計やISM製造業景気指数がともに弱い結果となったことで明日金曜日の雇用統計への期待値が弱まりました。なお今週末は海外市場がイースター休暇ということもあり、積極的にポジションを取りづらく方向感のない展開が続きそうです。本日は、米新規失業保険申請件数やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が控えておりますが、年内に利上げを開始する見通しは強まっているものの、米国の金融緩和正常化は織り込み済みとなりつつあるため、よほどのサプライズな内容でなければ小幅なレンジ内での取引となりそうです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円      119.00-121.00
ユーロ・円 128.00-132.00
ポンド・円  176.00-180.00

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