FXレポート

ドル売りの一方でクロス円上昇!ドル円方向感に欠ける!

昨日のドル円は、121.369円で取引を開始した後、東京市場において新規の取引材料に乏しかったものの、ユーロドルの買い戻しや時間外の米10年債利回りの低下に伴い売りが散見され121.16円近辺までじわりと値を下げる展開となりました。欧米市場では、121.42円近辺まで上昇した後、3月ニューヨーク連銀製造業景気指数や2月米設備稼働率などの米経済指標がさえない結果となったことで一時121.091円の安値を付けました。その後、下値では買い意欲もあり121.40円台まで買い戻されました。全般ドル売りが進んだ影響を受けた半面、クロス円の上昇につれた買いも入ったことから総じて方向感は乏しく、前日比では0.047円安い121.377円で取引を終えました。

≪2015年03月16日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り45% 買い55%
ユーロ・円  :「ブル」 売り44% 買い56%
英ポンド・円 :「ブル」 売り26%  買い74%
豪ドル・円  :「ブル」 売り12%  買い88%
NZドル・円  :「ブル」 売り19% 買い81%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り72% 買い28%

【今日の主な経済指標】
09:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・改定値 1月
15:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
17:00 ZAR 四半期経常収支 10-12月期
19:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 3月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 2月
21:30 USD 住宅着工件数[年率換算件数] 2月
21:30 USD 建設許可件数[年率換算件数] 2月
21:30 CAD 製造業出荷[前月比] 1月

- 今日のトレードポイント -
18日の連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利発表とイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見に注目が集まるため、本日のドル円は発表前の様子見ムードから120円台後半から121円台半ばでの推移が予想されます。ただ、ドル円は急ピッチに上昇していることから利益確定の売りから120円台半ばまで下落する場面も想定してポジション管理に注意したいです。なお、本日は黒田日銀総裁の発言があり政策の変更はないと思われますが、なかなかインフレ期待が高まらない状況において楽観的な見解が出た場合には失望売りの場面が起きることも想定しておきたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    120.80-121.70
ユーロ・円 126.00-130.00
ポンド・円 177.00-183.00



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