FXレポート

来週のドル円は底堅い値動きとなるか!FOMCに注視!

 先週金曜日のドル円は、121.270円で取引を開始した後、週末の実質5・10日にあたり仲値に向けた実需の買いが散見されました。日経平均株価の340円超高を好感した買いも続き121.570円までじりじりと値を上げ本日の高値を付けましたが、その後は伸び悩む展開となりました。欧米市場では、121.40円を挟んだ方向感の乏しい値動きとなっていましたが、2月米卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回る結果となり、時間外の米10年債利回りが低下に転じると121.27円近辺まで下落しました。売りが一巡すると本日高値の121.570円に面合わせするなど買い戻しも入りましが、NYダウ平均が一時260ドル超安まで下げ幅を広げるとクロス円とともに売りが再開し121.134円まで下落して本日の安値を付けました。その後は徐々に下げ幅を縮小し前日比では0.172円高い121.424円で取引を終えました。

≪2015年03月13日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り46% 買い54%
ユーロ・円  :「ブル」 売り35% 買い65%
英ポンド・円 :「ブル」 売り22%  買い78%
豪ドル・円  :「ブル」 売り10%  買い90%
NZドル・円  :「ブル」 売り13% 買い87%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り60% 買い40%

【今日の主な経済指標】
09:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 3月   
17:15 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 1月  
17:15 CHF 生産者輸入価格[前月比] 2月
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 1月
21:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 3月
22:15 USD 鉱工業生産[前月比] 2月
22:15 USD 設備稼働率 2月
23:00 USD NAHB住宅市場指数 3月

- 今日のトレードポイント -
利上げの開始時期を伺う米国と金融緩和策を実施していている日本や欧州との方向性の違いからドル円は底堅い値動きになると思いますが、来週の米経済指標はまちまちの結果が予想されていることや米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文の発表前後では仕掛け的な売買が予想されるため120円台半ばから122円台での推移になるのではないでしょうか。
今回のFOMC声明文では「patint」のガイダンスが変更・削除されるとの見方が大勢となっていますが、利上げの開始時期は少なくとも6月の可能性は低いと思います。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    120.70-122.00
ユーロ・円 126.00-128.50
ポンド・円 175.50-183.00



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