FXレポート

米国指標は強弱いりまじる結果となり米国株安からドル軟調!

昨日のドル円は、東京市場午前において、日経平均株価の130円超安をながめ、今朝のNY市場の終値119.722円より値を下げて119.60円近辺で推移となりました。午後では、日経平均株価がマイナス幅を広げたことでドル安地合いが続き、株安の一服後も戻りは限定的となりました。欧州市場では、アジア株の軟調な動きから総じて方向感に乏しい動きとなり119.70円前後でもみ合いとなりました。またナイト・セッションの日経平均先物が失速したことを受けて、じわりと売り優勢となり119.50円近辺まで下押ししました。NY市場では、注目された米2月ADP全米雇用報告が予想を下回る結果となりドル売り地合いが優勢となりました。その後の2月米ISM非製造業指数が予想上回る強い結果となったことで一進一退の動きが続きました。なお、米地区連銀経済報告(ベージュブック)は特にサプライズ内容もなかったため、目立った反応はなく、引けにかけて米長期金利がマイナス圏になっていることやNYダウも100ドル超安となるなど上値の重たさから0.020円低い119.702円で取引を終えました。

≪2015年03月04日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り36% 買い64%
ユーロ・円  :「ブル」 売り36% 買い64%
英ポンド・円 :「ブル」 売り28%  買い72%
豪ドル・円  :「ブル」 売り18%  買い82%
NZドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り33% 買い67%

【今日の主な経済指標】
  9:30 AUD 小売売上高[前月比] 1月
  9:30 AUD 貿易収支 1月
16:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 1月
21:00 GBP イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
21:00 GBP 英中銀資産買取プログラム規模
21:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 2月
21:45 EUR 欧州中央銀行(ECB)政策金利
22:30 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
22:30 USD 四半期非農業部門労働生産性・改定値[前期比] 10-12月期
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
  0:00 USD 製造業新規受注[前月比] 1月
  0:00 CAD Ivey購買部協会指数 2月

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、日米の株式市場の上昇が一旦は落ち着きをみせ、上値の重たさから119円台の推移となっています。もっとも明日の米雇用統計を控え、積極的なポジションは控えられ全体的に様子見ムードが強まっています。昨日の米経済指標は強弱まちまちな結果となりましたが、全体的には米国景気が緩やかに回復してきているとの見方が強く、米連邦準備理事会(FRB)も早期利上げを急がない姿勢を示していることから、利上げ期待の上値よりも景気指標の下振れとなった場合の下値に警戒したいところです。本日は、英中央銀行(BOE)や欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表、ドラギECB総裁の会見、米新規失業保険申請件数、米製造業新規受注等の経済指標が控えておりますので、同時間帯での動意に注意し取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円      117.00-121.00
ユーロ・円 132.00-136.00
ポンド・円  180.00-185.00

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