ギリシャ救済協議は物別れ、債務合意の雲行きに黄色信号か!
昨日のドル円は、東京市場午前において、日経平均株価が一時160円超の上昇となり2007年7月以来の高値を更新したことで円売り・ドル買いが活性し118.80円前後で推移しました。買い一巡後は、新規材料難から上値を切り下げ118.60円近辺まで戻しました。午後では、日経平均株価が伸び悩むにつれて上値が重くなり一時118.30円近辺まで下押しました。また米国やカナダが休場で全般様子見ムードが強まり総じて動意に欠ける展開となりました。欧州市場では、東京市場の流れを引き継ぎ新規手掛かり材料に乏しく118.60円付近でもみ合いが続きました。NY市場では、一部報道機関にて「ユーログループは救済プログラムの延長を求める理不尽かつ受け入れがたい草案を議論した」「この状況下では本日の合意はできない」などと報じたことを受けて、ユーロ圏財務相会合では合意が困難になったとの見方が強まりギリシャ財政問題への先行き不透明感から徐々に値を下げました。引けにかけては、市場参加者が少なく狭いレンジでのもみ合いが続き、前日比では0.301円低い118.417円で取引を終えました。
≪2015年02月16日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・円 :「ベア」 売り59% 買い41%
英ポンド・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
豪ドル・円 :「ブル」 売り12% 買い88%
NZドル・円 :「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り63% 買い37%
【今日の主な経済指標】
9:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 1月
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 1月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 1月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 1月
18:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 1月
19:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 2月
19:00 EUR ZEW景況感調査 2月
22:30 CAD 対カナダ証券投資額 12月
22:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 2月
0:00 USD NAHB住宅市場指数 2月
6:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 12月
- 今日のトレードポイント -
ドル円は、先週の120円台の重さを確認した動きで117円~120円の間でレンジ相場となっています。ギリシャとEUの交渉進展への期待から総じて株高・円安の流れとなりましたが、16日に開かれたギリシャ救済に関する協議は物別れに終わり債務合意の雲行きが怪しくなっており、再びリスク回避の動きが強まれば相場の重しとなりそうです。また日銀の追加緩和期待も後退しており、上値を積極的に試すかどうか慎重に見極めたいところです。今週火・水曜日には日銀金融政策決定会合が開催されますが、金融政策は現状維持との見方が強く、むしろインフレ目標達成時期を先送りするような動きがあれば注意が必要です。日銀内では、一部円安弊害論が浮上しているとの報道もあり黒田総裁がどのような評価をするかに注目したいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 117.00-121.00
ユーロ・円 134.00-137.00
ポンド・円 180.00-185.00
≪2015年02月16日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・円 :「ベア」 売り59% 買い41%
英ポンド・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
豪ドル・円 :「ブル」 売り12% 買い88%
NZドル・円 :「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り63% 買い37%
【今日の主な経済指標】
9:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 1月
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 1月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 1月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 1月
18:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 1月
19:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 2月
19:00 EUR ZEW景況感調査 2月
22:30 CAD 対カナダ証券投資額 12月
22:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 2月
0:00 USD NAHB住宅市場指数 2月
6:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 12月
- 今日のトレードポイント -
ドル円は、先週の120円台の重さを確認した動きで117円~120円の間でレンジ相場となっています。ギリシャとEUの交渉進展への期待から総じて株高・円安の流れとなりましたが、16日に開かれたギリシャ救済に関する協議は物別れに終わり債務合意の雲行きが怪しくなっており、再びリスク回避の動きが強まれば相場の重しとなりそうです。また日銀の追加緩和期待も後退しており、上値を積極的に試すかどうか慎重に見極めたいところです。今週火・水曜日には日銀金融政策決定会合が開催されますが、金融政策は現状維持との見方が強く、むしろインフレ目標達成時期を先送りするような動きがあれば注意が必要です。日銀内では、一部円安弊害論が浮上しているとの報道もあり黒田総裁がどのような評価をするかに注目したいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 117.00-121.00
ユーロ・円 134.00-137.00
ポンド・円 180.00-185.00