米経済指標の弱い結果を受けドルは失速!
昨日のドル円は、東京市場午前において、120円台に乗せたことで利食い売りや本邦輸出企業の売りが散見され上値の重い展開から120円を挟んで推移しました。午後では、日経平均株価が1万8000円台に乗せたことを受けてドル買いが入り120.30円近辺まで値を上げました。欧州市場では、「日銀が一段の追加緩和を行うことは日本経済にとってむしろ逆効果になるとの見方が日銀内で浮上している」との一部報道を受けて一気に118円台半ばまで急落しました。ただ売り一巡後は、急速に買い戻される展開になり119.60円近辺まで値を戻しました。NY市場では、注目された1月米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数が弱い結果となったことを嫌気した売りが進み119円近辺まで下押ししました。また指標発表後は全般にドル売りが優勢となり、米10年債利回りが低下に転じたことも日米金利差縮小を売りを促し一時118.50円近辺まで下げ足を速めました。引けにかけては、下がったところでのドル買い意欲が強く若干値を戻し前日比では1.504円低い118.955円で取引を終えました。
≪2015年02月12日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・円 :「ベア」 売り62% 買い38%
英ポンド・円 :「ブル」 売り34% 買い66%
豪ドル・円 :「ブル」 売り11% 買い89%
NZドル・円 :「ブル」 売り13% 買い87%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り59% 買い41%
【今日の主な経済指標】
15:30 FRF 国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期
16:00 DEM 国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期
16:00 DEM 国内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 10-12月期
16:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 1月
16:45 FRF 非農業部門雇用者・速報値[前期比] 10-12月期
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 10-12月期
22:30 USD 輸入物価指数[前月比] 1月
22:30 USD 輸出物価指数[前月比] 1月
22:30 CAD 製造業出荷[前月比] 12月
0:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 2月
- 今日のトレードポイント -
ドル円は、ギリシャとEUの交渉進展への期待から株高・リスク選好の流れとなり120円台半ばまで上昇しましたが、昨日の1月米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数がともに弱い結果となったことで、全面的にドル売り地合いとなりました。また米10年債利回りが2%を切ったことも売りを誘いリスク回避ムードが強まっています。ただ、タカ派の米ダラス地区連銀のフィッシャー総裁が12日に、「インフレ率が連邦準備理事会(FRB)の目標を下回っているものの、安定的に推移しているとし、年内早めに利上げを開始すべき」との考えをあらためて示したことで6月にも利上げに踏み切るとの見方が強まりつつあり、短期的には下値での押し目買いスタンスで取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 117.00-121.00
ユーロ・円 134.00-137.00
ポンド・円 180.00-185.00
≪2015年02月12日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・円 :「ベア」 売り62% 買い38%
英ポンド・円 :「ブル」 売り34% 買い66%
豪ドル・円 :「ブル」 売り11% 買い89%
NZドル・円 :「ブル」 売り13% 買い87%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り59% 買い41%
【今日の主な経済指標】
15:30 FRF 国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期
16:00 DEM 国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期
16:00 DEM 国内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 10-12月期
16:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 1月
16:45 FRF 非農業部門雇用者・速報値[前期比] 10-12月期
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 10-12月期
22:30 USD 輸入物価指数[前月比] 1月
22:30 USD 輸出物価指数[前月比] 1月
22:30 CAD 製造業出荷[前月比] 12月
0:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 2月
- 今日のトレードポイント -
ドル円は、ギリシャとEUの交渉進展への期待から株高・リスク選好の流れとなり120円台半ばまで上昇しましたが、昨日の1月米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数がともに弱い結果となったことで、全面的にドル売り地合いとなりました。また米10年債利回りが2%を切ったことも売りを誘いリスク回避ムードが強まっています。ただ、タカ派の米ダラス地区連銀のフィッシャー総裁が12日に、「インフレ率が連邦準備理事会(FRB)の目標を下回っているものの、安定的に推移しているとし、年内早めに利上げを開始すべき」との考えをあらためて示したことで6月にも利上げに踏み切るとの見方が強まりつつあり、短期的には下値での押し目買いスタンスで取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 117.00-121.00
ユーロ・円 134.00-137.00
ポンド・円 180.00-185.00