FXレポート

FOMC声明公表後、米長期金利低下!リスク回避のドル売り強まる!

昨日のドル円は、117.802円で取引を開始した後、東京市場午前においてシンガポールの想定外の金融緩和による米ドル買いシンガポールドル売りや日経平均株価の下げ渋りなどを背景に118.260円と高値を付けました。午後は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え様子見ムードが広がり118円台前後での推移となりました。
欧米市場では、ナイトセッションの日経平均先物が下げに転じ160円安まで下げ幅を広げたほか、NYダウ先物も弱含んだためリスク回避の売りを誘い一時117.55円近辺まで下押しました。その後はFOMCの結果公表を控えて117.80円を挟んだもみ合いが続きました。
FOMC声明公表後は売買が交錯しましたが、「インフレは短期的にさらに低下することが予想される」との声明内容を受けて、米長期金利が大幅に低下すると次第に売りが優勢になり、NYダウ平均が190ドル超下落したこともリスク回避の売りを誘い117.25円近辺まで下げ足を速めました。前日比では0.378円安い117.515円で取引を終えました。

≪2015年01月28日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・円  :「ベア」 売り54% 買い46%
英ポンド・円 :「ブル」 売り29%  買い71%
豪ドル・円  :「ブル」 売り10%  買い90%
NZドル・円  :「ブル」 売り11% 買い89%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り60% 買い40%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
08:50 JPY 大型小売店(既存店)販売額[前年同月比] 12月
09:30 AUD 四半期輸入物価指数 [前期比] 10-12月期
16:00 GBP ネーションワイド住宅価格[前月比] 1月
17:55 DEM 失業率 1月
18:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 12月
19:00 EUR 消費者信頼感(確定値) 1月
22:00 DEM 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 1月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
00:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 12月


- 今日のトレードポイント -
米国株式相場は続落しており、リスク回避の円買いドル売りの地合いとなっています。本日のドル円も上値の重い展開が予想され117円半ばを中心とした展開が予想されます。ギリシャ不安は薄れていますが、交渉が長引くと株安を誘発しドル円に下押し圧力を掛ける懸念があるので、ギリシャ関連の報道には注意したいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    116.80-118.00
ユーロ・円 131.00-134.00
ポンド・円 174.00-181.50

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