FXレポート

米企業の冴えない決算やNYダウ先物の下落からドル売り優勢!

昨日のドル円は、118.419円で取引を開始した後、東京市場において仲値にかけては強含み118.656円まで上昇し本日の高値を付けましたが、その後はじり安の展開となり118.20円前後での推移となりました。欧州市場では、時間外の米10年債利回りが低下したほか、ナイトセッションの日経平均先物が弱含んだことを受けて売りが先行し一時117.8円近辺まで下押しました。その後しばらくはもみ合いが続いていましたが、NY時間に入ると売りが再開する展開となりました。キャタピラーのさえない決算などが嫌気されてNYダウ先物が大幅に下落したほか、12月米耐久財受注額が予想を下回る結果となったことで売りが加速し、米10年債利回りの低下幅拡大とともに一時117.337円と本日の安値を付けました。1月米消費者信頼感指数や12月米新築住宅販売件数などが強い結果となったことを支えにその後は徐々に下値を切り上げる展開となり、米10年債利回りが上昇に転じたうえ、日経平均先物が下げ幅を縮めたことも買い戻しを誘い、一時117.99円近辺まで持ち直しました。引けにかけても底堅く推移し、前日比では0.576円安い117.893円で取引を終えました。

≪2015年01月27日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り23% 買い77%
ユーロ・円  :「ベア」 売り61% 買い39%
英ポンド・円 :「ブル」 売り31%  買い69%
豪ドル・円  :「ブル」 売り11%  買い89%
NZドル・円  :「ブル」 売り11% 買い89%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り62% 買い38%

【今日の主な経済指標】
09:30 AUD 四半期消費者物価(CPI)[前期比] 10-12月期
09:30 AUD 四半期消費者物価(CPI)[前年同期比] 10-12月期
16:00 DEM GFK消費者信頼感調査 2月
16:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 12月
16:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 12月
16:45 FRF 消費者信頼感指数 1月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
04:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
05:00 NZD ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
06:45 NZD 貿易収支 12月

- 今日のトレードポイント -
27日の米国株式市場では主要3指数が軒並み1%を超えて下落しています。これを受け28日の日経平均株価も下落が予想され、為替相場では円が買われドル円も下値を模索する展開が予想されます。ただ、仲値にかけては、スポット取引の月末応当日に当たるため、本邦輸入企業の買いから底堅い推移が予想されます。欧米市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めようとする動きが強まるのではないでしょうか。今回はイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見がないため、大幅な政策変更はないとの見方が有力視されていますが、結果を見極めポジション管理に注意したいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    117.00-119.00
ユーロ・円 131.00-135.00
ポンド・円 175.00-181.50



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