FOMCを控え様子見ムード強まる!
昨日のドル円は、107.259円で取引を開始した後、時間外のNYダウ先物の下落などをながめ円買いドル売りが入ったほか、市場関係者からは「16-17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にポジション調整の売りが出た」との声が聞かれ107.15円近辺まで下落しました。その後、東京市場は休場ということもあり方向感に欠ける展開となりました。欧米市場では、しばらくは107.30円を挟んだもみ合いが続いていましたが、8月米鉱工業生産指数が前月比0.1%低下と市場予想平均の0.3%上昇に反して低下したほか、8月米設備稼働率が弱い内容だったことを受けてドル売りが強まりました。米10年債利回りの低下も重しとなり、一時107.00円近辺まで下押しました。もっとも、下値では押し目買いが入り107.26円近辺まで値を戻しましたが、その後はNYダウ平均や米10年債利回りが動意を欠き、材料難から方向化に欠ける展開となりました。前日比では0.189円安い101.179円で取引を終えました。
≪2014年9月15日クローズ時点≫
ドル・円 :「ベア」 売り53% 買い47%
ユーロ・円 :「ベア」 売り53% 買い47%
英ポンド・円 :「ベア」 売り63% 買い37%
豪ドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
NZドル・円 :「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り51% 買い49%
【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
14:35 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
17:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 8月
18:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 9月
21:30 CAD 製造業出荷[前月比] 7月
21:30 USD 卸売物価指数(PPI)[前月比] 8月
21:30 USD 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)[前月比] 8月
05:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 7月
- 今日のトレードポイント -
日本時間18日(AM3:00)の連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文及びイエレンFRB議長の定例会見において早期利上げに対する期待が強まっておりますが、本日は発表前ということもあり様子見ムードが予想されます。ただ、早期利上げに関する突発的なニュースに気を付けポジション調整には注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 106.50-107.50
ユーロ・円 138.00-140.50
ポンド・円 172.50-176.50