FXレポート

株安連鎖と米国金利低下を背景にドル円は軟調か!

昨日のドル円は、日経平均株価が100超高となったことで、102.36円近辺までドル買い地合いとなりました。ただ、午後になって日経平均株価が伸び悩むと上昇に歯止めが掛かり買いが一服しました。その後も日経平均株価が下げに転じたことで、徐々に値を下げたものの限定的となりました。欧州市場では、東京時間で付けた102.36円近辺でもみ合いがつづき、時間外のNYダウ先物が下げに転じたことなどから一時円買い・ドル売りとなりました。NY市場では、新規材料難のなか、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いとなったものの、総じて方向感のないレンジ相場となりました。前日比では0.30円高い102.241円で取引を終えました。

≪2014年8月12日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・円  :「ブル」 売り41% 買い59%
英ポンド・円 :「ブル」 売り34%  買い66%
豪ドル・円  :「ブル」 売り13%  買い87%
NZドル・円  :「ブル」 売り 9% 買い91%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り52% 買い48%

【今日の主な経済指標】
15:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 7月
15:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 7月
15:45 FRF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 7月
17:30 GBP 失業保険申請件数 7月
17:30 GBP 失業率 7月
17:30 GBP 失業率(ILO方式) 6月
18:00 EUR 鉱工業生産[前月比] 6月
18:30 GBP 英中銀イングランド銀行、四半期ごとの物価報告(インフレリポート)
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 USD 小売売上高[前月比] 7月
21:30 USD 小売売上高(除自動車)[前月比] 7月
23:00 USD 企業在庫[前月比] 6月


- 今日のトレードポイント -

昨日は、日本がお盆休みで動意に乏しく、米国の重要指標の発表もなかったことから、全体的に狭いレンジ相場となりました。
本日は、英雇用統計や英中央銀(BOE)インフレリポートなど英重要イベントがあるほか、米では小売売上高の経済指標が控えています。米国景気は順調に回復しているとの見方が強く、米国の早期利上げ観測から短期的には買い戻しが入りやすい地合かもしれません。なお米国によるイラク軍事介入も限定的な空爆にとどまるとの見方から下値は限定的となっておりますが、10年債利回りは2.40%台と年初来最低を推移しており、株安連鎖と米国金利低下を背景にドル円の上値は重いため、下値に警戒しつつ取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    101.50-102.60
ユーロ・円 135.00-138.50
ポンド・円 170.00-173.50

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