FXレポート

ドル買い地合いでも、材料難から上昇余地は限定的か!!

 昨日のドル円は、東京市場で日経平均株価の上昇に伴う買いが優勢となったほか、市場では「米系証券の円売り・ドル買いが観測された」とのことから一時101.60円近辺まで値を上げました。ただ午後の日経平均株価は、軟調に推移したことで、リスク志向低下を見越した売りが優勢となり、101.40円近辺での推移となった。欧州市場では、欧州株やナイト・セッションの日経平均先物が底堅く推移したことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越した買いが先行し、101.60円近辺まで値を戻しました。NY市場では、時間外の米10年債利回りの上昇を背景とした買いの流れが継続したほか、注目の米新規失業保険申請件数が28万4000件と2006年2月以来の強い内容となったことが好感され買いを誘いました。ただ、6月米新築住宅販売件数が予想を下回ったことで買い一服しました。引けにかけても本日高値圏での底堅い推移が続き、前日比では0.300円高い101.800円で取引を終えました。

≪2014年7月24日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・円  :「ブル」 売り37% 買い63%
英ポンド・円 :「ブル」 売り45%  買い55%
豪ドル・円  :「ブル」 売り30%  買い70%
NZドル・円  :「ブル」 売り13% 買い87%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り45% 買い55%

【今日の主な経済指標】
15:00 DEM GFK消費者信頼感調査 8月
17:00 DEM IFO企業景況感指数 7月
17:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 6月
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 4-6月期
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 4-6月期
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 6月
21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 6月

- 今日のトレードポイント -

ドル円は、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)、米国内総生産(GDP)、米雇用統計といった重要イベントに控え、引き続き101円台で一進一退の動きが続いています。株価の堅調な動きを受けて米国10年債利回りも上昇しドルが買われる動きもありますが、買いを継続するほどの材料も見当たらず狭いレンジでのもみ合いとなりそうです。またウクライナ情勢をめぐる地政学リスクによるドル安・円高の流れにも注視しつつ、基本は逆張りスタンスで取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    101.00-102.00
ユーロ・円 135.50-137.50
ポンド・円 172.00-174.00

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