FXレポート

ドル円は上値が重く狭いレンジでの取引となる!!

昨日のドル円は、101.331円で取引を開始した後、日経平均株価が上げ幅を広げたことや仲値に掛けては本邦輸入企業によるドル買いが入ったことで101.53円近辺まで上昇しました。その後は、日経平均株価の上げが一服したことでドル円は伸び悩み101.45円を挟んだ値動きとなりました。欧州市場では、ナイトセッションの日経平均先物や欧州株式などが堅調に推移したことを受けてドル買いが先行しました。さらに、時間外の米10年債利回りが上昇したことも支えとなり101.59円近辺まで上値を伸ばしました。もっとも、その後は、米長期金利の上昇が一服したため、101円台半ばで伸び悩む展開となりました。NY市場では、米長期債利回りの上昇が一服したことで101円台半ば前後での膠着状態となるなか、6月米ISM製造業指数が55.3と市場予想平均の55.9を下回りましたが市場への影響はあまり見られませんでした。その後、米10年債利回りは上昇したものの、引き続き101.50円付近での狭いレンジ取引となり、前日比では0.127円高い101.551円で取引を終えました。

≪2014年7月1日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り17% 買い83%
ユーロ・円  :「ブル」 売り46% 買い54%
英ポンド・円 :「ベア」 売り62%  買い38%
豪ドル・円  :「ブル」 売り37%  買い63%
NZドル・円  :「ベア」 売り61% 買い39%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り69% 買い31%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 6月
10:30 AUD 貿易収支 5月
17:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 6月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 5月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 5月
19:00 ZAR 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指数 4-6月期
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
20:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 6月
21:15 USD ADP雇用統計[前月比] 6月
23:00 USD 製造業新規受注[前月比] 5月
24:00 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

- 今日のトレードポイント -

本日は、3日の米国雇用統計や三連休を控えて様子見ムードが広がっており、101円台半ばを挟んだ狭いレンジでの取引となることが予想されます。ただ、米MBA住宅ローン申請指数や6月米ADP雇用統計などの結果が市場予想を上回る結果となれば、一時的なドル買いになることが予想されるほか、NYダウが高値圏で推移しており、初の1万7千ドル目前となっていることから大台を突破してくるようなら、リスク選好の円売りが強まり、ドル円も102円台を回復する可能性があるかもしれません。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    100.80-102.00
ユーロ・円 137.00-140.50
ポンド・円 172.50-176.50

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