FXレポート

米長期金利の低下でドル売りの流れへ!!

昨日のドル円は、101.870円で取引を開始した後、反発して始まった日経平均株価が伸び悩むと、ドル円も仲値にかけてやや弱含み101.69円近辺まで下落しました。午後に入るも材料を欠き101.70円を挟んだ狭いレンジでの推移となりました。欧州市場では、欧州通貨絡みの取引が中心となり、101.75円近辺を挟んだ方向感に欠ける展開となりましたが、NY市場に入ると前週分の米新規失業保険申請件数や5月米個人消費支出(PCE)が市場予想を下回ったことが伝わると、米長期金利の低下とともにドル売りが強まりました。ダウ平均の下落もドル売り材料となり101.49円前後まで下落しました。その後、マークイット米6月サービス業PMIが61.2と市場予想の58.0を大きく上回ったことを受けて、ドルが買い戻されるなか101.70円を挟んだ値動きとなりましたが、前日比では0.159円安い101.717円で取引を終えました。


≪2014年6月26日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・円  :「ブル」 売り45% 買い55%
英ポンド・円 :「ブル」 売り11%  買い89%
豪ドル・円  :「ブル」 売り16%  買い84%
NZドル・円  :「ベア」 売り83% 買い17%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り75% 買い25%

【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 5月
08:30 JPY 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 6月
08:50 JPY 小売業販売額[前年同月比] 5月
08:50 JPY 大型小売店(既存店)販売額[前年同月比] 5月
15:45 FRF 国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 1-3月期
15:45 FRF 卸売物価指数(PPI)[前月比] 5月
15:45 FRF 消費支出[前月比] 5月
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、確定値)[前期比] 1-3月期
17:30 GBP 四半期経常収支 1-3月期
18:00 EUR 消費者信頼感(確定値) 6月
21:00 DEM 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 6月
21:30 CAD 鉱工業製品価格[前月比] 5月
21:30 CAD 原料価格指数[前月比] 5月
22:55 USD ミシガン大学消費者態度指数・確報値 6月

- 今日のトレードポイント -

月末に近い週末のためポジション調整の動きになるのではと予想されていることや昨日のNYダウが下落したことから東京市場の日経平均株価は上値の重い展開が予想されます。これを受けドル円も上値が重い展開が予想されますが、株式市場の軟調な推移が継続した場合には101円台前半まで下値を切り下げる場面も想定してきたいです。欧米市場では注目される指標発表が見受けられないため101円台半ばでのレンジ相場が予想されます。


[今日の予想レンジ]
ドル・円    101.30-102.00
ユーロ・円 137.00-140.50
ポンド・円 170.00-175.50

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