FXレポート

ドル円はNYダウや米長期金利の低下から上値の重い展開へ!!

 先週金曜日のドル円は、東京市場で前日のNY市場の流れを引き継ぎ売りが先行しましたが、週末の5・10日(ゴト日)とあって仲値決済に向けた買いも入り、一時102.40円近辺まで持ち直しました。午後では、日経平均株価が上げ幅を縮小し、一時マイナス圏に沈むと102.30円付近まで下げる場面がありました。ただ、引けにかけて日経平均株価が再びプラス圏になったことで売りの勢いも限定的となりました。欧州市場では、ナイト・セッションの日経平均先物が軟調に推移したほか、時間外の米10年債利回りが低下したことが相場の重しとなり、一時102.10円近辺まで下押ししました。NY市場では、注目された米ミシガン大学消費者態度指数が84.1と市場予想平均の83.0程度を上回ったものの、NYダウの140ドル超安や米長期金利の低下が相場の重しとなり、前日比では0.150円安い102.149円で取引を終えました。

≪2014年4月25日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り19% 買い81%
ユーロ・円  :「ベア」 売り57% 買い43%
英ポンド・円 :「ブル」 売り46%  買い54%
豪ドル・円  :「ブル」 売り20%  買い80%
NZドル・円  :「ブル」 売り27% 買い73%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り74% 買い26%

【今日の主な経済指標】
8:50   JPY 小売業販売額[前年同月比] 3月
8:50   JPY 大型小売店(既存店)販売額[前年同月比] 3月
15:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 3月
15:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 3月
23:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 3月


                  - 今日のトレードポイント -

先週は、米国のオバマ大統領が日本に来日し日米首脳会談が行われましたが、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)大筋合意との期待が空振りとなり、ポジティブサプライズがなかったことを嫌気し、失望売りから日経平均株価は軟調に推移しました。またウクライナ情勢の緊迫した報道を受け、リスク回避の動きも強まり上値の重い動きが続いています。
なお今週は、金曜日に米雇用統計を控えてADP全米雇用報告や米GDP速報値、米ISM製造業景気指数、米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要指標の発表が目白押しとなっているため、様子見ムードが強まりそうです。そのため、あまり方向感を意識せずレンジ相場内での押し目買い・戻り売りの逆張りスタンスで臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   101.50-103.00  ユーロ・円 140.00-143.00  ポンド・円 170.00-173.00

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