本日からイースター休暇のため動意薄か !!
昨日のドル円は、東京市場で日経平均株価が軟調に推移したほか、週末のイースター休暇を前にポジション調整が入りドル売り地合いから安値101.869円まで下押ししました。午後に入っても手掛かり材料に乏しく102円を挟んでもみ合いが続きました。欧米市場では、「黒田日銀総裁は金融緩和が景気回復を支えると語った」とのニュースが伝わると、買いが優勢となり徐々に値を切り上げたものの、上値を試す展開にはなりませんでした。なお、注目された前週分の米新規失業保険申請件数と米フィラデルフィア連銀製造業景気指数がともに予想を上回る強い結果となったことを受けて、102.40円近辺まで上昇しました。買い一巡後は、海外の連休を前に商い薄から伸び悩む展開でしたが、総じて底堅く推移しました。前日比では0.165円高い102.427円で取引を終えました。
≪2014年4月17日クローズ時点≫
ドル・円 ：「ブル」 売り29% 買い71%
ユーロ・円 ：「ブル」 売り48% 買い52%
英ポンド・円 ：「ベア」 売り63% 買い37%
豪ドル・円 ：「ブル」 売り30% 買い70%
NZドル・円 ：「ブル」 売り44% 買い56%
ユーロ・ドル ：「ベア」 売り61% 買い39%
【今日の主な経済指標】
特にございません。
- 今日のトレードポイント -
ドル円は、欧米の株安連鎖に歯止めがかかったことで、円独歩高のリスクはひとまず後退したほか、米新規失業保険申請件数と米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を上回るなど、米国景気指標が好結果となったことを受け102円台を維持しています。ただ、米国の利上げ観測が後退しており、米国長期金利も伸び悩んでいることから上値を試すには材料不足かもしれません。また本日は、海外勢が来週月曜日までイースター休暇に入ることもあり、市場参加者が薄くなるため小幅のレンジ相場となる可能性が高そうです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 101.50-103.00 ユーロ・円 139.00-143.00 ポンド・円 168.00-172.50
