FXレポート

NYダウの持ち直しからドルは下げ幅を縮小!

 昨日のドル円は、124.235円で取引を開始した後、東京市場午前において日経平均株価が一時140円超上昇したことを手掛かりに円売り・ドル買いがやや優勢となり、124.40円前後まで上昇しました。買い一巡後は上値が重くなり、124.35円近辺での小動きが続きました。午後に入るも材料に乏しく同水準での値動きとなりました。欧州市場では、対ユーロなどでドル高が先行した影響を受けてドル買いが強まり日通し高値となる124.575円まで値を上げました。その後しばらくは高値圏でのもみ合いが継続しました。NY市場では、8月米ニューヨーク連銀製造業景気指数がマイナス14.92と市場予想のプラス4.80に反してマイナスの結果になると、米10年債利回りの低下とともに124.24円近辺まで売りに押されました。もっとも、対欧州通貨でドルが底堅く推移したことに加え、下落して始まったNYダウ平均が持ち直したことを支えに124.45円近辺まで値を戻しました。前日比では0.119円高い124.404円で取引を終えました。

≪2015年08月17日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り34% 買い66%
ユーロ・円  :「ベア」 売り64% 買い36%
英ポンド・円 :「ブル」 売り43%  買い57%
豪ドル・円  :「ブル」 売り17%  買い83%
NZドル・円  :「ブル」 売り 7% 買い93%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り57% 買い43%

【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
17:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 7月
17:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 7月
17:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 7月
21:30 USD 住宅着工件数[前月比] 7月
21:30 USD 建設許可件数[前月比] 7月

- 今日のトレードポイント -
 現在、市場の注目は19日に公表される7月28-29日開催のFOMC議事録に注目が集まっており、結果を見極めるまでは124円台半ばを挟んだ底堅い値動きが予想されます。ただ、本日発表される米住宅着工件数は、前月比でマイナスに転じることが予想されておりますが、予想よりも強い結果となれば早期利上げ観測の高まりから一時的にドル買いの流れになることが予想されます。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     124.00-125.20
ユーロ・円 136.00-140.00
ポンド・円  191.50-196.50

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