FXレポート

ドル円は実用筋の買い観測やNYダウ平均の上昇を受け4営業日ぶりに反発

先週金曜日のドル円は、97.302円で取引を開始した後、仲値に掛けては企業の決算が集中する5・10日ということもあり売買が交錯。午後に入ると日経平均株価が400円近く下落したことでリスク回避的なドル売りが出たほか、市場では「アジア系中銀の介入に絡んだドル売りが出たようだ」との指摘もあり96.94円近辺まで下落。欧米市場に入ると、下値では日本の長期資金や輸入企業など実需筋の買いが観測されたことに加え、NYダウ平均の上昇に伴う円売りドル買いを受けて97.48円近辺まで上昇。その一方で、米9月耐久財受注や8月卸売在庫、10月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)などの経済指標の結果は強弱まちまちとなったため、相場を動意づける材料にはなりませんでした。前日比では、0.131円高い97.429円と4営業日ぶりに反発して取引を終えました。

≪2013年10月25日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り13% 買い87%
ユーロ・円  :「ベア」売り81% 買い19%
ユーロ・ドル :「ベア」売り88% 買い12%
英ポンド・円 :「ベア」売り59%  買い41%
豪ドル・円  :「ブル」売り15%  買い85%
NZドル・円  :「ブル」売り22% 買い78%

【今日の主な経済指標】
22:15 USD 鉱工業生産[前月比] 9月
22:15 USD 設備稼働率 9月
23:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 9月

                  - 今日のトレードポイント -

先週金曜日のドル円は、実用筋の買い観測やNYダウ平均の上昇を受け4営業日ぶりに反発しました。
今週のドル円は、米国の景気減速に対する市場への影響が大きいことに加え、来月になると米政府機関の閉鎖影響から米経済指標の結果が弱い内容になることが考えられるため、ドルの上値は重い地合いとなることが予想されます。その一方で注目したいのは、29-30日に予定されているFOMCの発表です。今年のNYダウの推移を見みると、このFOMCの発表前後に変化が見受けられているからです。例えば、6月や7月には保ち合いから下落に転じていること、そして前回の9月には上昇から下落に転じていることを見ると、やはり今回のFOMCの発表前後には相場の方向性に変化が見られる可能性は高いかもしれません。
最後に本日のドル円ですが、29-30日にFOMCが控えていることから上値の重い地合いとなることが予想されます。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   96.50-98.50  ユーロ・円 133.00-135.80  ポンド・円 155.00-159.80

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