イエレンFRB議長の発言に注目!
昨日のドル円は、100.405円で取引を開始した後、東京市場においては、ゴトー日(5・10日)の仲値公示を控えて円売り・ドル買いが先行しました。前日のNYタイムにつけた高値である100.61円近辺を上抜けられないことが確認されると、100.39円近辺まで下落しました。欧州市場に入ると、欧州株やナイト・セッションの日経平均先物が下落したことで、リスク回避の円買いが先行し、日通し安値となる100.30円近辺まで下げ幅を広げました。NY市場に入ると、ジョージ米カンザスシティー連銀総裁が「過度の辛抱強さは正当化されない」「短期的な利上げにとってよい頃合いだ」などと述べたほか、米7月耐久財受注や米新規失業保険申請件数前週分が強い結果となったことを好感されると、再び100.61円近辺まで上昇しました。こちらにおいても高値を抜けられませんでしたが、堅調に推移した米10年債利回りをながめ、高値圏での推移となり、前日比では0.111円高い100.560円で取引を終えました。
≪2016年08月25日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
ユーロ・円 :「ベア」 売り52% 買い48%
英ポンド・円 :「ブル」 売り34% 買い66%
豪ドル・円 :「ブル」 売り13% 買い87%
NZドル・円 :「ブル」 売り22% 買い78%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り76% 買い24%
【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 8月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 7月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 7月
15:00 DEM GFK消費者信頼感調査 9月
15:45 FRF 国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 4-6月期
15:45 FRF 消費者信頼感指数 8月
17:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 7月
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、改定値)[前年同期比] 4-6月期
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 4-6月期
21:30 USD 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)[前期比年率] 4-6月期
23:00 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・確報値 8月
- 今日のトレードポイント -
本日に予定されている、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長によるジャクソンホールでの講演を前に昨日は、複数の米連銀総裁からタカ派寄りの発言が伝わりドル円は底堅く推移しました。しかし、イエレン議長の発言においては、利上げ時期や可能性について言及する可能性が低いとされています。基本的には、逆張りスタンスで取引に臨み、同時間帯の仕掛け的な値動きには注意しつつポジションメイクをしたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 99.50-101.00
ユーロ・円 112.50-114.50
ポンド・円 130.00-134.00