バーナンキFRB議長の後任人事を巡ってドル全面安に!!
昨日のドル円は序盤、来年1月に任期満了を迎えるバーナンキFRB議長の後任人事で、最有力候補の一人とされていたサマーズ元財務長官が候補の辞任を表明したことが伝わると、金融緩和観測が後退しドル売りが強まり98.70円付近まで下落しました。欧米市場では、米経済指標のニューヨーク連銀製造業景気指数や鉱工業生産が市場予想から悪化したことを受けて、ドル安の流れが継続したものの、引けにかけて、19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での緩和観測が意識されると、ドルの巻き戻しが優勢となり前日比0.186円安い99.124円まで回復し取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、バーナンキFRB議長の後任人事を巡り、金融緩和観測が後退したことから、ユーロドルの上昇に伴って、ユーロ円も132.391円まで上昇しました。もっとも、買いが一巡すると、短期筋の利益確定の売りが入り131円台まで押し下げられました。その後の欧米市場では、新規取引材料不足から方向感に欠く展開となり前日比0.150円高い132.201円で取引を終えました。
≪2013年9月16日クローズ時点≫
ドル円 :「ブル」売り18% 買い82%
ユーロ円 :「ベア」売り65% 買い35%
ユーロドル :「ベア」売り89% 買い11%
英ポンド円 :「ベア」売り76% 買い24%
豪ドル円 :「ブル」売り19% 買い81%
NZドル円 :「ブル」売り42% 買い58%
【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
17:00 EUR 経常収支 7月
17:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 8月
17:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 8月
17:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 8月
17:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 8月
17:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 8月
18:00 EUR 貿易収支 7月
18:00 EUR ZEW景況感調査 9月
18:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 9月
21:30 CAD 製造業出荷[前月比] 7月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 8月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 8月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 8月
22:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 7月
23:00 USD NAHB住宅市場指数 9月
- 今日のトレードポイント -
前日の為替市場は、バーナンキFRB議長の後任人事を巡って、金融緩和観測が後退したことから、一時ドルが全面安となりました。本日は祝日明けとなる東京市場の初動と複数の欧米経済指標の発表の動向を見極めながら慎重に取引したいです。ただし、19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に市場の注目が集まっていることからも、様子見ムードから積極的な取引が控えられることが予想されるため、RSIやストキャスティクスなどを利用して取引を検討するのがいいかもしれません。
値動きは限定的に
[今日の予想レンジ]
ドル円 98.00-100.50 ユーロ円 130.00-134.00 ポンド円 156.00-159.00
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