FXレポート

バーナンキFRB議長の会見を受けて、ドル全面高に!!

昨日のドル円は序盤、NY時間に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、積極的な取引が見送られたことから、方向感に欠く展開となり95円台半ばを推移しました。欧米市場では、FOMCの結果公表後にバーナンキFRB議長が会見で「2013年末までに資産買い入れペースを緩め、2014年半ば付近で資産買い入れを終了する可能性がある」と発言したことを受けて、米量的緩和の縮小観測が急速に高まったことから、ドルが全面高となり前日比+1.003円の96.387円まで大幅に上昇し取引を終えました。

東京市場のユーロ円は、ドル円と同様にFOMCを前に様子見ムードが強く薄商いだったことから、127円後半での小動きになりました。その後の欧米市場では、FOMCの結果が公表され政策金利が据え置かれたほか、2014年の失業率予想が引き下げられたことによって、実質成長率見通しが上方修正されました。また、FOMC後の会見でバーナンキFRB議長が早期に金融緩和縮小する可能性があると言及したことを受けて、ドル円が大幅上昇しユーロ円も連れて128.147円(前日比:+0.372)まで強含み取引を終えました。

≪2013年6月19日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り14% 買い86%
ユーロ・円  :「ブル」売り52% 買い48%
ユーロ・ドル :「ベア」売り86% 買い14%
英ポンド・円 :「ブル」売り33%  買い67%
豪ドル・円  :「ブル」売り13%  買い87%
NZドル・円  :「ブル」売り32% 買い68%

【今日の主な経済指標】
14:00 JPY  景気一致指数(CI)・改定値 4月 
14:00 JPY  景気先行指数(CI)・改定値 4月 
15:00 CHF  貿易収支 5月 
15:00 DEM  生産者物価指数(PPI)[前月比] 5月 
16:30 CHF  スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値 
16:30 DEM  製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月 
16:30 DEM  サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月 
17:00 EUR  製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月 
17:00 EUR  サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月 
17:30 HKD  消費者物価指数(CPI)[前年比] 5月 
17:30 GBP  小売売上高指数[前月比] 5月 
21:30 USD  新規失業保険申請件数 前週分 
23:00 EUR  消費者信頼感(速報値) 6月 
23:00 USD  フィラデルフィア連銀製造業景気指数 6月 
23:00 USD  中古住宅販売件数[年率換算件数] 5月 
23:00 USD  中古住宅販売件数[前月比] 5月 
23:00 USD  景気先行指標総合指数[前月比] 5月 

              - 今日のトレードポイント -

前日の為替市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文に大きな変化は見られなかったものの、バーナンキFRB議長が早期での金融緩和縮小を示唆したことから、縮小期待が高まりドルの全面高になりました。本日はイベントを無事に通過したことで、安心感からドル買い地合いが継続するとみれそうです。もっとも、米経済指標の悪化などネガティブな新規材料がでた場合には、米経済成長の鈍化が懸念され縮小期待も後退する恐れがあることから、現時点では中立スタンスで様子をみるのが賢明かもしれません。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   95.00-98.50  ユーロ・円 127.00-131.00  ポンド・円 148.00-152.50

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