FXレポート

FOMC声明文後、金利上昇への警戒感からドル売り加速!!

昨日のドル円は、98.025円で取引を開始後、月末の本邦輸入企業によるドル買い円売りや日経平均株価の下げ幅拡大に伴う下落により、97.846円から98.159円の間での推移となり、方向感のない展開となりました。欧米市場では、欧州株の下落に伴いドルは売られ97.58円近辺まで下落。その後、米7月ADP雇用統計と4-6月期実質国内総生産の結果が市場予想を上回ったことを受け98.507円まで上昇。FOMCの声明文でインフレ率の低下や住宅ローン金利の上昇が経済活動にリスクを及ぼす可能性があると発表されると、市場では「FRBが金利上昇に警戒感を抱いている」との思惑からドルは売られ97.65円近辺まで下落。取引終盤では売り買いが交錯し、前日比0.084円安い97.926円で取引を終えました。

東京市場のユーロ円は、日経平均株価の上下動に伴い売り買いが交錯し、129.66円から130.133円の間での推移となりました。欧米市場では、NYダウ平均が史上最高値を更新すると、市場のリスク選好度が高まりユーロ買い円売りが活発化し、130.78円まで上昇。その後は利益確定の売りにじりじりと押され、前日比0.262円高い130.252円で取引を終えました。

≪2013年7月31日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り13% 買い87%
ユーロ・円  :「ベア」売り59% 買い41%
ユーロ・ドル :「ベア」売り86% 買い14%
英ポンド・円 :「ブル」売り18%  買い82%
豪ドル・円  :「ブル」売り 8%  買い92%
NZドル・円  :「ブル」売り25% 買い75%

【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 四半期輸入物価指数 [前期比] 4-6月期
10:30 AUD 四半期輸出物価指数[前期比] 4-6月期
16:55 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 7月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 7月
17:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI) 7月
20:00 GBP イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 7月
20:45 EUR 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:00 USD 建設支出[前月比] 6月
23:00 USD ISM製造業景況指数 7月


              - 今日のトレードポイント -

昨日のドル円は、FOMCの声明文後、市場では、FRBが金利上昇に警戒感を示しているとの思惑からドルは売られる展開となりました。FOMCの声明文では量的緩和縮小に関する示唆がありませんでした。これを受け本日のドル円は、ドル売りの流れは継続し、明日の米7月雇用統計の発表を控え動意が薄くなることが予想されることから上値の重い展開となるのではないでしょうか。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   97.00-99.00  ユーロ・円 128.50-132.30  ポンド・円 147.00-151.00

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