欧米市場でのドル円はFOMCなどを控え様子見ムードが強まる!!
昨日のドル円は、98.273円で取引を開始した後、日経平均株価や上海総合指数などが軟調に推移したことを受けリスク回避を目的とした売りに押され97.631円と6月27日以来の安値水準まで下落。欧米市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)や7月米雇用統計などを控え、様子見ムードが強まり97.674円から97.179円の間でもみ合う展開となりました。前日比では0.295円安い97.915円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、130.522円で取引を開始した後、アジアの株安を嫌気して、投資家のリスク志向の低下を意識した売りが強まり129.763円まで下落。欧米市場では、欧州株の上昇を受け130円台前半まで持ち直す場面も見られましたが、豪ドル円の下落につれた円買いやユーロ売りに加え、米国株の下落を受け一時129.588円まで下落。その後は若干下げ幅を縮小し、前日比では0.522円安い129.872円で取引を終えました。
≪2013年7月29日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り17% 買い83%
ユーロ・円 :「スクエア」売り50% 買い50%
ユーロ・ドル :「ベア」売り81% 買い19%
英ポンド・円 :「ブル」売り20% 買い80%
豪ドル・円 :「ブル」売り 8% 買い92%
NZドル・円 :「ブル」売り27% 買い73%
【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 住宅建設許可件数 [前月比] 6月
15:00 DEM GFK消費者信頼感調査 8月
18:00 EUR 消費者信頼感(確定値) 7月
21:00 DEM 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 7月
21:30 CAD 原料価格指数[前月比] 6月
21:30 CAD 鉱工業製品価格[前月比] 6月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数 5月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数[前年同月比] 5月
23:00 USD 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 7月
- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円はリスク回避を目的とした売りに押される展開となるなか、欧米市場ではFOMCを控えもみ合う展開となりました。市場では米の量的緩和縮小を織り込んでいる見方が強く、このような状況下では米長期金利の大幅な上昇は起こりにくいと思われます。本日はFOMCが1日目となるため、様子見ムードとなることが予想されますが、要人発言に伴う突発な値動きには注意が必要です。今後、米の量的緩和縮小が実施されるには、米経済指標の結果が重要となります。このため、ケース・シラー米住宅価格指数や消費者信頼感指数などが市場予想を上回る結果となれば、リスクオンの流れとなり円安に傾斜する場面も想定しておきたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 97.30-99.50 ユーロ・円 129.00-133.00 ポンド・円 149.00-153.50
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