米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融緩和縮小か!?
昨日のドル円は序盤、主要8カ国(G8)首脳会議で世界経済に関して「日本の成長は大胆な金融政策や民間投資を喚起する戦略などによって支えられる」との声明を発表したことを受けて、リスク選好的な円売りから94.95円付近まで緩やかに上昇しました。欧米市場では、米経済指標の消費者物価指数、住宅着工件数などが市場予想を下回り一時的にドル売りが強まったものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前にポジション調整的な買いが散発的に入ったことで前日比+0.870円の95.384円まで上昇し取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、主要8カ国(G8)首脳会議で成長戦略を含めた安倍内閣の経済政策が高く評価されたことが手掛かりとなり、126.85円付近まで強含む展開になりました。その後の欧米市場では、ユーロ圏、独のZEW景況感調査が強い結果になったことで、欧州株式が持ち直すなど、リスク選好姿勢が強まり128.078円まで一段高。ただ、引けにかけて、短期筋の利益確定の売りに押され前日比+1.447円の127.775円まで小幅に値を崩し取引を終えました。
≪2013年6月18日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り16% 買い84%
ユーロ・円 :「ブル」売り51% 買い49%
ユーロ・ドル :「ベア」売り87% 買い13%
英ポンド・円 :「ブル」売り29% 買い71%
豪ドル・円 :「ブル」売り13% 買い87%
NZドル・円 :「ブル」売り32% 買い68%
【今日の主な経済指標】
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前月比] 5月
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 5月
17:00 ZAR 四半期経常収支 1-3月期
17:30 GBP 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
18:00 EUR 建設支出[前月比] 4月
18:00 EUR 建設支出[前年同月比] 4月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 CAD 卸売売上高[前月比] 4月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
- 今日のトレードポイント -
前日の為替市場は、主要8カ国(G8)首脳会議で日本の金融政策が認められたことを背景にリスク選好の動きが優勢になりました。もっとも買いが一巡すると、本日の日本時間27時00分に結果公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、積極的な売買が見送られたことから方向感に欠く展開になりました。FOMCでは、早期での金融緩和縮小観測が強まっているものの、見送られた場合には失望感からドル売り円買いが強まるとみられるため、下値への動きに注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 93.00-96.50 ユーロ・円 125.00-128.00 ポンド・円 146.00-150.50
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