注目のFOMC!!リスク選好度は強まるか!?
昨日のドル円は序盤、先週末の米雇用統計後に強まったリスク選好の動きの反動から、売りが先行し82.116円まで下落しました。しかし、欧州市場に入ると、欧州株式が持ち直した動きにつられ、ドル円は82.35円付近まで回復。NY市場では、目立った取引材料も見当たらないほか、明日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが広がったため82.25円付近での膠着相場となり82.229円(前日比:-0.186)で取引を終えました。
ユーロ円は、東京市場にかけてリスク選好の巻き戻しから107.514円まで軟化しました。その後、欧州株式が持ち直したことをきっかけにユーロを買い戻す展開になると、ロンドンフィキシングに向けたユーロ買いも観測され108円台まで回復し108.179円(前日比:+0.059)で取引を終えました。
≪2012年3月12日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り34% 買い66%
ユーロ・円 :「ブル」売り61% 買い39%
ユーロ・ドル :「ブル」売り55% 買い45%
英ポンド・円 :「ブル」売り46% 買い54%
豪ドル・円 :「ブル」売り29% 買い71%
NZドル・円 :「ベア」売り46% 買い54%
【今日の主な経済指標】
15:30 FRF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 2月
16:45 FRF 経常収支 1月
17:15 CHF 生産者輸入価格[前月比] 2月
18:30 GBP 貿易収支 1月
19:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 3月
19:00 EUR ZEW景況感調査 3月
21:30 USD 小売売上高[前月比] 2月
23:00 USD 企業在庫[前月比] 1月
03:15 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
今日のトレードポイント -
日本時間27時15分に米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を控えて、様子見ムードが広がっています。先週の米雇用統計の強い内容を受けて、米国経済の回復期待をどのように反映するか注目したいでしょう。また、その他では日銀金融政策決定会合の結果公表なども予定されており、今後のトレンドを見定める上で試金石になるかもしれません。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 81.50-84.00 ユーロ・円 107.00-110.00 ポンド・円 127.00-131.00