ECB当局者の発言を受けユーロ全面安!!
昨日のドル円は、米経済への回復期待や日経平均株価の上昇を見越した買いが入り98.229円まで上昇。買い一巡後は本邦輸出企業の売りや日経平均株価の軟調な推移を受け97円台半ばまで下落。欧州・NY市場では、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の「例外的な金融政策からの出口は依然として遠い」との発言やユーロドルの下落につれてドル買いが進み97.888円まで値を上げました。1-3月期の米GDP確定値が市場予想値を下回ったことなどを受け97.236円まで下落。売り一巡後は、NYダウ平均の上昇や米長期金利低下幅の縮小を受けて、徐々に下げ幅を縮小し97.86円近辺の推移へ。前日比では0.108円安い97.727円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、日経平均株価の上昇を見越した買いから128.442円まで上昇。その後は日経平均株価の軟調な推移を受け、徐々にリスク回避を目的とした売りが強まり127円台半ばまで下落。欧州・NY市場では、ECB当局者が緩和的な金融政策を継続する姿勢を相次いで示し、ユーロが全面安となり、一時126.574円まで値を下げました。売り一巡後は、NYダウ平均などが上げ幅を拡大すると、ドル円と伴に買い戻しが進み、127円台を回復。前日比では0.916円安い127.146円で取引を終えました。
≪2013年6月26日クローズ時点≫
ドル・円 ：「ブル」売り17% 買い83%
ユーロ・円 ：「ブル」売り36% 買い64%
ユーロ・ドル ：「ベア」売り72% 買い28%
英ポンド・円 ：「ブル」売り22% 買い78%
豪ドル・円 ：「ブル」売り12% 買い88%
NZドル・円 ：「ブル」売り27% 買い73%
【今日の主な経済指標】
10:00 NZD ＮＢＮＺ企業信頼感 6月
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 4月
15:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 5月
15:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 5月
15:45 FRF 消費者信頼感指数 6月
16:55 DEM 失業者数[前月比] 6月
16:55 DEM 失業率 6月
17:00 EUR マネーサプライＭ３[前年同月比] 5月
17:30 GBP 四半期経常収支 1-3月期
17:30 GBP 四半期国内総生産（ＧＤＰ、確定値）[前期比] 1-3月期
17:30 GBP 四半期国内総生産（ＧＤＰ、確定値）[前年同期比] 1-3月期
18:00 EUR 消費者信頼感（確定値） 6月
18:30 ZAR 卸売物価指数（ＰＰＩ）[前月比] 5月
18:30 ZAR 卸売物価指数（ＰＰＩ）[前年同月比] 5月
21:30 USD 個人所得[前月比] 5月
21:30 USD 個人消費支出（ＰＣＥ）[前月比] 5月
21:30 USD 個人消費支出（ＰＣＥコア･デフレーター、食品・エネルギー除く）[前月比] 5月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 5月
- 今日のトレードポイント -
26日はECB当局者が緩和的な金融政策を継続する姿勢を相次いで示したことで、ユーロは全面安となりました。この地合いは継続することが予想されるため、本日も欧州の要人発言には注意が必要となります。米ニューヨーク連銀のダドリー総裁の発言も予定されているため、要人発言に伴う突破的な値動きを警戒し、ポジション管理には十分注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 96.80-98.50 ユーロ・円 126.00-129.20 ポンド・円 147.00-152.00
