FXレポート

週末の米雇用統計を控えADP雇用統計に注目!!

昨日のドル円は序盤、注目されていた豪中銀の政策金利は3.50%から3.25%へ引き下げられ豪ドル売りが一時的に強まったものの、安全通貨のドルと円は同時に買われたため狭い値幅で揉み合いとなりました。欧米市場では、目立った取引材料がないなか、スペインの支援要請が行われとの期待を背景にリスク回避を巻き戻す動きになっていたが、買い一巡後にNYダウが下げ幅を拡大したことを受けて、リスク回避の円買いが優勢となり77.979円まで下落し78.162円(前日比:+0.163)で取引を終えました。

東京市場のユーロ円は、本日も中国の祝日で取引参加者が減少していたことから、積極的な取引が控えられ方向感の欠く展開となりました。欧米市場では、スペインの支援要請が近いうちに行われるとの思惑から、同国債の利回りが低下していたことが好感され、投資家のリスク選好姿勢が強まり一時101.193円まで上昇し100.998円(前日比:+0.476)で取引を終えました。

≪2012年10月2日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り14% 買い86%
ユーロ・円  :「ベア」売り52% 買い48%
ユーロ・ドル :「ベア」売り78% 買い22%
英ポンド・円 :「ブル」売り38%  買い62%
豪ドル・円  :「ブル」売り 9%  買い91%
NZドル・円  :「ベア」売り56% 買い44%

【今日の主な経済指標】
17:00 EUR  サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改    
17:30 GBP  サービス部門購買担当者景気指数(PMI) 9月
18:00 EUR  小売売上高[前月比] 8月
18:00 EUR  小売売上高[前年同月比] 8月
20:00 USD  MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:15 USD  ADP雇用統計[前月比] 9月
23:00 USD  ISM非製造業景況指数(総合) 9月

                                 - 今日のトレードポイント -

昨日の豪ドルは、豪中銀が予想外の利下げを踏み切ったことで一時的に売りが強まったものの、市場の一部では織り込み済みであったことから、大きなネガティブサプライズには至りませんでした。ただし、年内の追加利下げも噂されていることから、短期的には豪ドル売りのスタンスを維持したいです。本日の米経済指標は、週末の米雇用統計の前哨戦となるADP雇用統計が予定されています。依然として失業率が高い水準を推移していることもあり、市場予想から悪化した場合に備え、しっかりとリスク管理しておくことが重要になりそうです。

[今日の予想レンジ]

ドル・円   77.00-79.00  ユーロ・円 100.00-102.00  ポンド・円 125.00-127.00

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