FXレポート

ドル円は、米雇用統計上振れを受けて99円台へ!

先週金曜日の東京市場から欧州市場は、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がフランスの格付けを「AA+」から「AA」に引き下げたと発表したことを受けて全般的にユーロ安が進みました。そのためユーロ円は、15時過ぎに一時131.40円付近まで下落し安値を更新しました。売り一巡後は、9月独経常収支や9月独貿易収支が予想より強い結果となったことが支えとなり、徐々に値を戻しました。ドル円は、ユーロ円の下げにつれて小幅に下げたものの、米雇用統計を控えて値動きは鈍かった。NY市場では、注目されていた10月米雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比20万4000人増と市場予想平均の前月比12万人増を大きく上回ったほか、9月分が16万3000人、8月分が23万8000人に上方修正されました。米量的緩和の長期化観測が後退し、米長期金利が急上昇するとドル買いが加速し、ドル円は99円台まで急速に上昇しました。ただ、11月米ミシガン大消費者態度指数が72.0と市場予想平均の74.5を下回ったことを受け、ドル買いが一服し前日比で1.124円高い99.144円で取引を終えました。

≪2013年11月8日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り29% 買い71%
ユーロ・円  :「ベア」売り57% 買い43%
英ポンド・円 :「ベア」売り71% 買い29%
豪ドル・円  :「ブル」売り13% 買い87%
NZドル・円  :「ブル」売り32% 買い68%
ユーロ・ドル :「ベア」売り77% 買い23%


【今日の主な経済指標】
09:30 AUD 住宅ローン件数[前月比] 9月

           - 今日のトレードポイント -
先週金曜日の米雇用統計が予想より強い結果を受けドル円が99円台まで上昇し、米量的緩和縮小(QE)の長期化観測が後退しドル買いが強まりました。またNYダウは、堅調な推移を維持しており、株高を背景したドル買いも下支えとなったことで、しばらくは円安地合が続きそうです。ユーロは、市場予想に反して政策金利を0.50%から25bp引き下げ0.25%にしたことからサプライズのユーロ売りが殺到したほか、米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がフランスの格付けを「AA+」から「AA」に引き下げたことも重しとなっており、しばらくユーロ円の上値は限定的となるかもしれません。

[今日の予想レンジ]
ドル・円 98.00-100.00  ユーロ・円 131.00-133.00  ポンド・円 156.00-160.00

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