米国の早期金融緩和縮小期待が後退し、ドル円99円を割り込む!!
昨日のドル円は序盤、バーナンキFRB議長がしばらく金融緩和が必要との認識を示したことを受けて、早期での金融緩和縮小の期待が後退したことから、98.250円まで急ピッチに下落しました。ただ、欧米市場に入ると、ドルの持ち高調整の動きが継続したものの、NYダウが史上最高値を更新したことが、ドルの下支えとなり前日比-1.034円安い98.899円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、バーナンキFRB議長の発言を受けて、ユーロドルでのユーロ買いが強まると、ユーロ円にも波及し一時130.432円まで上昇しました。しかし、買い一巡後には、短期筋から利益確定の売りが入り129.10円付近まで反落。欧米市場では、米経済指標の新規失業保険申請件数が36.0万件と市場予想の34.0万件から悪化したことを受けて、リスク回避姿勢が強まったものの、NYダウの上昇で持ち直したことから、一方的な展開にはならず前日比+0.238円の129.477円で取引を終えました。
≪2013年7月10日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り20% 買い80%
ユーロ・円 :「ベア」売り57% 買い43%
ユーロ・ドル :「ベア」売り76% 買い24%
英ポンド・円 :「ブル」売り31% 買い69%
豪ドル・円 :「ブル」売り 8% 買い91%
NZドル・円 :「ブル」売り24% 買い76%
【今日の主な経済指標】
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 6月
15:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 6月
15:45 FRF 経常収支 5月
15:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 5月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
23:00 USD 卸売在庫[前月比] 5月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
- 今日のトレードポイント -
前日の為替市場は、ドル円相場は、バーナンキFRB議長が当面の金融緩和継続の必要性を示したことに伴うドルの持ち高調整が継続しました。本日も、ドル円は上値の重い展開が続くことが予想されます。一方で日本の3連休を控え、短期的なポジション調整から買い戻しが進めば、99円台半ばの水準を回復する可能性はあるが、大きな動きにつながりそうなイベントもないため、基本的には、日経平均や中国株の動向、米債利回りといった外部環境をにらみながらの展開が予想されます。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 97.50-101.00 ユーロ・円 128.00-132.00 ポンド・円 149.00-152.50
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