FXレポート

FOMCの発表を受けドル円は98円台半ばまで上昇

昨日のドル円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を控え、様子見ムードが広がり98円台前半での狭いレンジ取引となりました。欧米市場では、FOMCを控え98円台前半での推移が継続する中、10月のADP雇用統計が市場予想を下回り、一時98.06円近辺まで下落。注目されていたFOMCの声明文の発表では、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を据え置くことを発表。内容はほぼ前回の表現を踏襲したことで、市場では「予想ほど弱気な内容ではなかった」と受け止められ、量的緩和が長引くとの見方がやや後退しました。これを受けて米長期金利の上昇と伴にドルを買い戻す動きとなり、98.67円近辺まで上昇。前日比では0.370円安い98.551円で取引を終えました。

≪2013年10月30日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り22% 買い78%
ユーロ・円  :「ベア」売り82% 買い18%
ユーロ・ドル :「ベア」売り91% 買い 9%
英ポンド・円 :「ベア」売り60%  買い40%
豪ドル・円  :「ブル」売り16%  買い84%
NZドル・円  :「ブル」売り22% 買い78%

【今日の主な経済指標】
10:30 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 9月
11:00 SGD 四半期失業率(速報値) 7-9月期
14:00 JPY 新設住宅着工戸数[前年同月比] 9月
16:00 DEM GFK消費者信頼感調査 11月
16:00 GBP ネーションワイド住宅価格[前月比] 10月
16:00 DEM 小売売上高指数[前月比] 9月
16:00 DEM 小売売上高指数[前年同月比] 9月
16:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 9月
16:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 9月
16:45 FRF 卸売物価指数(PPI)[前月比] 9月
16:45 FRF 消費支出[前月比] 9月
18:30 ZAR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 9月
18:30 ZAR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 9月
19:00 EUR 失業率 9月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 10月
19:00 JPY 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 ZAR 貿易収支 9月
21:30 CAD 月次国内総生産(GDP)[前月比] 8月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:45 USD シカゴ購買部協会景気指数 10月

                  - 今日のトレードポイント -

昨日のドル円は、FOMCの声明文の発表を受けてドルは買い戻される流れとなりました。本日のドル円ですが、月末ということもあり実用筋の売買で上下に振られる可能性があります。また、日銀政策決定会合が実施されるため黒田総裁の発言に注目が集まりますが、サプライズが無い限り動意付きはないと思われます。NY市場ではドルを積極的に買う材料が見られないことに加え、99円前後では売り圧力が強いことも予想されるため、98円台での推移となるのではないでしょうか。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   97.70-99.30  ユーロ・円 134.30-137.80  ポンド・円 156.00-160.30

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