FXレポート

米9月新築住宅販売件数が弱い結果になるも121円台を維持!

昨日のドル円は、121.455円で取引を開始した後、東京市場の午前において日経平均株価が8月末以来の19000円台を回復しましたが、利益確定の売りが先行し、121.06円近辺まで下落しました。午後に入ると、売りが一服し米連邦公開市場委員会(FOMC)・日銀金融政策決定会合を控えた様子見になり121.10円近辺でのもみ合いとなりました。欧州市場に入ると、ナイト・セッションの日経平均先物が下落して始まったことや、浜田宏一内閣官房参与が「米利上げ期待から円の弱さが維持されている間、日銀は追加緩和をする必要はない」と発言したことから、120.78円近辺まで反落しました。売り一巡後は、米10年債利回りの上昇とともに121.15円近辺まで値を戻しました。NY市場では、米9月新築住宅販売件数が市場予想を大幅に下回ったことから売りが強まり、一時120.60円近辺まで反落しました。その後は、徐々に下値を切り上げ堅調に推移し前日比では0.403円安い121.037円で取引を終えました。

≪2015年10月26日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り44% 買い56%
ユーロ・円  :「ブル」 売り39% 買い61%
英ポンド・円 :「ブル」 売り40%  買い60%
豪ドル・円  :「ブル」 売り21%  買い79%
NZドル・円  :「ブル」 売り34% 買い66%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り47% 買い53%

【今日の主な経済指標】
06:45 NZD 貿易収支 9月
08:50 JPY 企業向けサービス価格指数[前年同月比] 9月
18:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 9月
18:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、速報値) 7-9月期
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 9月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数 8月
23:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 10月
23:00 USD 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 10月

- 今日のトレードポイント -
本日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合が控えているため積極的な売買が控えられることが考えられます。テクニカル面では、先週に日足の一目均衡表の雲を抜けたことから上昇トレンドを形成しています。昨日は雲上限付近で、ドルが買い戻される場面が見られたので、120.68円近辺がサポートラインになり堅調に推移しそうです。要人の発言に反応しやすい相場になっているので、警戒しつつ取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    120.50-122.00
ユーロ・円 132.00-135.00
ポンド・円 184.00-186.00

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