FXレポート

9月米雇用統計の弱い結果を受け118円台まで下落!

先週金曜日のドル円は、119.913円で取引を開始した後、東京市場において、日経平均株価が180円超安になったことから売りが先行し、119.83円近辺まで下落しました。引けにかけては日経平均株価が、プラス圏を回復したことから120.05円近辺まで上昇しました。その後は米雇用統計を控え、方向感のない動きとなりました。欧州市場に入ると、ナイト・セッションの日経平均先物が買い先行となったことから円売り優勢になり、120.39円近辺まで上昇しました。NY市場においては、9月米雇用統計の発表があり、非農業部門雇用者数が市場予想を大きく下回ったため、一転して円買いが優勢になりました。8月米製造業新規受注も予想より弱い結果となると、日通し安値となる118.67円近辺まで下落しました。その後、下落していたNYダウが200ドル超プラスに転じたことや、米10年債利回りも引けにかけて持ち直したことから、前日比では0.013円高い119.920円で取引を終えました。

≪2015年10月02日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り23% 買い77%
ユーロ・円  :「ベア」 売り58% 買い42%
英ポンド・円 :「ブル」 売り37%  買い63%
豪ドル・円  :「ブル」 売り12%  買い88%
NZドル・円  :「ブル」 売り16% 買い84%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り70% 買い30%

【今日の主な経済指標】
10:30 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 8月
16:50 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 9月
16:55 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 9月
17:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 9月
17:30 GBP サービス部門購買担当者景気指数(PMI) 9月
18:00 EUR 小売売上高 8月
23:00 USD ISM非製造業景況指数(総合) 9月
23:00 USD 米労働市場情勢指数(LMCI) 9月

- 今日のトレードポイント -
FRBによる年内利上げの期待感が後退しドル円は、先週金曜日にサポートラインである9月18日の119.05円を一時割りましたが、NYダウの上昇によって堅調に推移し上昇する流れとなりました。また、ブラード米セントルイス連銀総裁は、「9月の雇用統計は1カ月の指標に過ぎない」「雇用指標は今後強くなると予想している」と発言しており、年内利上げの可能性も排除されていないことから積極的なドル売りになりづらい局面もあります。今週も方向感のない相場が続き、株価に連動した動きになると考えられます。9月4日安値の118.53円には警戒しつつ取引に望みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    119.00-121.00
ユーロ・円 133.00-135.00
ポンド・円 180.00-183.00

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