米経済指標の好結果を受けドル円は7連騰!
昨日のドル円は、103.506円で取引を開始し後、東京市場において日経平均株価の150円超高を支えに103.61円近辺まで上げましたが、日経平均株価の上げ幅縮小を受け日通し安値となる103.35円付近まで失速しました。その後は、押し目を拾いたい向きも多く徐々に下げ幅を縮小し103.50円を挟んだ値動きとなりました。欧米市場では、取引当初ドル円は103.73円近辺まで上げたものの、買いが一巡すると時間外のNYダウ先物や日経平均先物が弱含んだことで103.46円付近まで弱含む場面も見られました。その後は前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となったこともあり、米10年債利回りの上昇につれて徐々に下値を切り上げ日通し高値となる104.15円近辺(9月5日以来の高値)まで上昇しました。取引終盤になると利益確定のドル売りなどに押される場面も見られましたが、総じて底堅い展開となりました。前日比では0.409円高い103.936円で取引を終えました。
≪2016年10月6日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り37% 買い63%
ユーロ・円 :「ベア」 売り66% 買い34%
英ポンド・円 :「ブル」 売り27% 買い73%
豪ドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
NZドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り56% 買い44%
【今日の主な経済指標】
09:00 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 8月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・速報値 8月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・速報値 8月
15:00 DEM 鉱工業生産[前月比] 8月
15:45 FRF 貿易収支 8月
15:45 FRF 財政収支 8月
15:45 FRF 経常収支 8月
15:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 8月
17:30 GBP 鉱工業生産指数[前月比] 8月
17:30 GBP 製造業生産指数[前月比] 8月
17:30 GBP 貿易収支 8月
21:30 CAD 新規雇用者数 9月
21:30 CAD 失業率 9月
21:30 USD 非農業部門雇用者数変化[前月比] 9月
21:30 USD 失業率 9月
23:00 CAD Ivey購買部協会指数 9月
23:00 USD 卸売在庫[前月比] 8月
04:00 USD 消費者信用残高[前月比] 8月
- 今日のトレードポイント -
6日に発表された米新規失業保険申請件数は前週比5000件減の24万9000件となり、市場予想の25万7000件を下回りました。新規申請件数が30万件を切ると雇用市場は力強いことを示しており、今週発表された製造業やサービス業のISM指数なども市場予想を上回る内容となっていることから、FRBは雇用市場が引き締まり続け、物価も安定的に上昇していくならば、今年中に追加利上げに踏み切る姿勢を示しております。本日は9月米雇用統計の発表が予定され、市場では非農業部門の就業者数が17万5000人増えると予想されているので、予想通りになれば、ドルの一段高に拍車を掛けることが予想されます。さらに、「今年中に米利上げを行うべきだ」、「利上げ時期は近づいている」などといった要人発言が加われば、ドル円は105円台が視野に入ると思われます。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 103.50-105.00
ユーロ・円 115.00-118.00
ポンド・円 128.00-134.50