強い米経済指標の結果を受け7日続伸!
昨日のドル円は、102.879円で取引を開始した後、東京市場では4日の取引において急ピッチで上昇した反動から利食い売りが先行、さらに上昇して始まった日経平均株価が一時下げに転じたことも嫌気され日通し安値となる102.67円近辺まで値を下げました。その後は102.85円を挟んだもみ合いとなりました。欧州市場では、時間外の米10年債利回りが上昇に転じると円売り・ドル買いを誘い103円を挟んだ値動きとなりました。その後9月ADPリポートで非農業部門雇用者が前月比15万4000人増と市場予想の16万5000人程度増を下回ると、ドル円は102.85円近辺まで値を下げました。NY市場では、9月米ISM非製造業指数や8月米製造業新規受注が市場予想を上回る強い結果となりドル買いが進むなか、米10年債利回りの上昇も相場を支え、日通し高値となる103.66円付近まで上昇し9月6日以来の高値を更新しました。取引終盤以降も高値圏での推移は継続し、前日比では0.657円高い103.527円で取引を終えました。
≪2016年10月5日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り35% 買い65%
ユーロ・円 :「ベア」 売り65% 買い35%
英ポンド・円 :「ブル」 売り38% 買い62%
豪ドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
NZドル・円 :「ブル」 売り18% 買い82%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り48% 買い52%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
09:30 AUD 貿易収支 8月
15:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 8月
16:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 9月
20:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 9月
20:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 CAD 住宅建設許可件数[前月比] 8月
- 今日のトレードポイント -
米経済に力強さの兆しが見られることや金融当局者の発言を受けて利上げが近づきつつあるとの観測が再燃しているため、本日のドル円は、NY市場において米新規失業保険申請件数が好結果となれば、104円台が視野に入る展開に期待が持てます。その一方で、5日に発表されたADP雇用統計が市場予想を下回ったことを考えると、週末の米雇用統計を前に利益確定の売りに押される場面も想定しポジション管理を徹底しておきたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 102.80-104.20
ユーロ・円 114.50-117.00
ポンド・円 128.00-134.50