FXレポート

トランプ効果を受けドル円は5日続伸!

昨日のドル円は、105.738円で取引を開始した後、東京市場において9日の海外市場で円安・ドル高が進んだ流れを引き継いでドル買いが先行し一時105.95円近辺まで値を上げました。ただ、そのあとは106.00円に観測されているバリアオプションに絡んだ防戦売りなどに上値を抑えられました。市場では「国内輸出企業の売りが観測された」との指摘もあり、一時日通し安値となる104.96円付近まで下押ししました。欧州市場では、ナイト・セッションの日経平均先物などの上昇をながめ、投資家のリスク志向改善を見越したドル買いが先行しました。米10年債利回りの上昇も相場を支え、一時106.93円まで値を上げました。もっとも、その後は高値圏での神経質な展開となりました。NY市場では、ダウ平均が過去最高値を更新したほか、米長期金利が上昇幅を広げるなか、ドル円は日通し高値となる106.95円近辺と7月21日以来の高値を更新しました。その後は節目の107.00円を意識したドル売りに押されると106.20円台まで伸び悩む場面も見られました。取引終盤移行も高値圏での推移は変わらず、前日比では1.092円高い106.823円で取引を終えました。

≪2016年11月10日クローズ時点≫
ドル・円    :「ベア」      売り55% 買い45%
ユーロ・円  :「ベア」      売り64% 買い36%
英ポンド・円 :「ベア」      売り52%  買い48%
豪ドル・円  :「ブル」      売り24%  買い76%
NZドル・円   :「ブル」      売り37% 買い63%
ユーロ・ドル :「ベア」      売り51% 買い49%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 国内企業物価指数[前月比] 10月
08:50 JPY 国内企業物価指数[前年同月比] 10月
13:30 JPY 第三次産業活動指数[前月比] 9月
16:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 10月
16:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 10月
00:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 11月

- 今日のトレードポイント -
米大統領選は共和党のトランプ氏が勝利し、ホワイトハウスと連邦議会の双方を共和党が制しました。これを受け、2017年にはトランプ政権が米経済を刺激してインフレ率が高まり、米利上げペースが加速していくという見通しからドル高の地合いが継続しております。本日もドル高の地合いをベースにし、米株式市場や債券市場の動向を見極め取引に臨みたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            106.00-107.50
ユーロ・円       115.00-117.20
ポンド・円        131.50-136.00

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