FXレポート

ドル円は4営業日ぶりに反発!!

 昨日のドル円は、日銀の追加緩和期待の剥落やウクライナ情勢の悪化を受けドル売り円買いが進んだ海外の流れを引き継ぎ101.816円で取引を開始。その後は102円近辺でもみ合いとなり方向感に欠ける展開となりました。欧米市場では、102.10円を挟んでのもみ合いが継続していましたが、対ユーロでドル売りが進行した影響から101.75円近辺まで下落。売り一巡後は102円台を回復する場面も見られましたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が発表されると再び売りに押される展開へ。議事要旨の中に「量的緩和が終了して6カ月後に利上げを行う」との文言がなかったため米国の早期利上げ観測が後退したとの見方からドル売りが優勢となり101.71円近辺まで下落。取引終盤にはクロス円の上昇や米株高を背景に102円台を付ける場面もみられ、日比では0.19円高い101.956円で取引を終えました。

≪2014年4月9日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り17% 買い83%
ユーロ・円  :「ブル」 売り45% 買い55%
英ポンド・円 :「ブル」 売り44%  買い56%
豪ドル・円  :「ブル」 売り31%  買い69%
NZドル・円  :「ベア」 売り59% 買い41%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り71% 買い29%

【今日の主な経済指標】
10:30  AUD  失業率 3月
10:30  AUD  新規雇用者数 3月
15:45  FRF  鉱工業生産指数[前月比] 2月
15:45  FRF  消費者物価指数(CPI)[前月比] 3月
17:00  EUR  欧州中央銀行(ECB)月報
20:00  GBP  イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:00  GBP  英中銀資産買取プログラム規模
21:30  CAD  新築住宅価格指数[前月比] 2月
21:30  USD  新規失業保険申請件数 前週分
21:30  USD  輸入物価指数[前月比] 3月
21:30  USD  輸出物価指数[前月比] 3月
03:00  USD  月次財政収支 3月

                  - 今日のトレードポイント -

本日発表される米新規失業保険申請件数は、前回は32.6万件でしたが今回の市場予測では32.0万件と改善が予想されています。また、米3月の輸入物価指数は小幅の上昇、3月の米財政収支は赤字幅が縮小すると予測されているため、一時的にドル買いとなることも予想されますが、上値の重い地合いが継続しているため本日も同様の展開が予想されます。ただ、10-11日にG20財務相・中央銀行総裁会議が開催され、議題の中には悪化が懸念されているウクライナ情勢も入っているので、要人発言による突発的な値動きには注意したいです。

[今日の予想レンジ]

ドル・円   101.50-102.50  ユーロ・円 139.00-143.00  ポンド・円 168.00-172.50

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