FXレポート

ドル円は4営業日ぶりに反落

昨日のドル円は、東京市場において全般ドル売り圧力が高まったほか、米10年債利回りの低下も重しとなり、112.51円近辺まで下げ足を速めました。欧米市場では、米10年債利回りの低下を受けドル売りが先行し日通し安値となる112.32円付近まで値を下げました。その後は米長期金利が低下幅を縮めたことでドルの買い戻しが優勢となりました。9月米ISM非製造業指数が予想より強い結果となったほか、NYダウ平均やナイトセッションの日経平均先物が上昇したことも相場の下支えとなり、ドル円は日通し高値となる112.93円近辺まで上昇しました。取引終盤に入ると若干値を下げ112.71円台で取引を終えました。

≪2017年10月4日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」    売り43% 買い57%
ユーロ・円  :「ベア」       売り78% 買い22%
英ポンド・円 :「ブル」    売り44%  買い56%
豪ドル・円  :「ブル」      売り29%  買い71%
NZドル・円   :「ブル」      売り38% 買い62%
ユーロ・ドル :「ベア」    売り53% 買い47%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
09:30 AUD 貿易収支 8月
09:30 AUD 小売売上高[前月比] 8月
16:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 9月
20:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 9月
20:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
21:30 CAD 貿易収支 8月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 USD 貿易収支 8月
23:00 USD 製造業新規受注[前月比] 8月

- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円は長期金利の低下等を受け4営業日ぶりに反落して取引を終えました。本日のドル円は明日発表される米雇用統計を控え動意に欠ける展開が予想されます。ただ、4日に米下院のライアン議長は、共和党議員が税制改革案の一部として、超高額所得者向けの所得税区分(税率35─39.6%)の設定を検討していると明らかにしているため、税制改革に関する報道や、朝鮮半島を巡る地政学リスクの再燃も懸念されているため、要人発言には注意したいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            112.20-113.50
ユーロ・円        131.00-133.50
ポンド・円        147.50-152.00 

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