ドル円は4日ぶりに反発するも米大統領選を控えて様子見ムード!
先週金曜日のドル円は、102.942円で取引を開始した後、東京市場では週末の実質5・10日(ゴトー日)にあたり、仲値に向けたドル買いが進むと103.20円近辺まで値を伸ばしました。しかし、日経平均株価が300円超安になったことが重しとなり一時102.83円近辺まで下げ足を速めました。その後、日経平均株価が200円超安まで下げ渋ったことを支えに再び103.13円付近まで反発すると、ドル買い優勢となり16時には日通し高値となる103.35円近辺まで値を上げました。欧米市場では、欧州株やナイト・セッションの日経平均先物が下落したことを背景にリスク回避の円買いが進行し、一時102.86円近辺まで下げる場面がありました。10月米雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比16万1000人増と市場予想の前月比17万5000人増を下回ったものの、8月と9月分が上方修正されたため発表直後はドル買いで反応し、一時103.28円近辺まで上昇しました。ただ、米雇用統計を受けて上昇した米10年債利回りがその後に低下に転じたため、次第に円も買い戻しが進み102.86円近辺まで値を戻す結果となりました。引けにかけては103.05円を挟んでのもみ合いとなり、前日比では0.15円高い103.069円で取引を終えました。
≪2016年11月04日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り29% 買い71%
ユーロ・円 :「ベア」 売り59% 買い41%
英ポンド・円 :「ブル」 売り47% 買い53%
豪ドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
NZドル・円 :「ブル」 売り37% 買い63%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り81% 買い19%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
09:00 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 9月
16:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 9月
17:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 10月
19:00 EUR 小売売上高[前月比] 9月
19:00 EUR 小売売上高[前年同月比] 9月
00:00 USD 米労働市場情勢指数(LMCI) 10月
05:00 USD 消費者信用残高[前月比] 9月
- 今日のトレードポイント -
先週金曜日のドル円は、10月の米雇用統計の発表があり、非農業部門雇用者数が16万1000人増となりました。予想の17万5000人増を下回ったったものの堅調なペースは維持されており、米連邦準備理事会(FRB)の12月の利上げに向け地合いが整いつつある可能性が見られました。今週は11月8日(火)に米大統領選挙が予定されており、選挙の投票前後では急激な相場変動が起こる可能性があります。選挙関連のニュースや要人発言に注目しつつポジション管理は十分注意して行いたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 102.50-105.60
ユーロ・円 114.00-116.30
ポンド・円 126.50-131.50