FXレポート

ドル円は材料難から3営業日続落!

先週金曜日のドル円は、113.227円で取引を開始した後、東京市場の午前においては、前日比で下落していた日経平均株価が強含みしたことや、時間外の米10年債利回りが上昇したことで、日米金利差拡大を見越した円売りが先行し、日通し高値である113.50円近辺まで上昇しました。午後においては、日経平均株価が伸び悩んだことや、週明けのNY市場が休場となることが嫌気され、113.35円近辺を挟んでの値動きとなりました。欧州市場に入ると、上値の重さから短期筋の円買いが入り、112.70円近辺まで下落しました。NY市場に入ると、ナイト・セッションの日経平均先物が170円超の下落となったことでリスク回避のドル売りが強まり、米株式市場の寄り付き前には日通し安値となる112.61円近辺まで下落しました。その後は、材料難の中、株式市場や債券市場が方向感のない動きとなり、112円後半でのもみ合いが続きました。前日比では、0.382円安い112.870円で取引を終えました。

≪2017年02月17日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」    売り33% 買い67%
ユーロ・円  :「ベア」     売り52% 買い48%
英ポンド・円 :「ブル」    売り41%  買い59%
豪ドル・円  :「ブル」      売り22%  買い78%
NZドル・円   :「ブル」      売り24% 買い76%
ユーロ・ドル :「ブル」     売り34% 買い66%

【今日の主な経済指標】
06:45 NZD 四半期卸売物価指数(PPI)[前期比] 10-12月期
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース) 1月
09:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 2月
16:00 DEM 生産者物価指数(PPI)[前月比] 1月
22:30 CAD 卸売売上高[前月比] 12月
00:00 EUR 消費者信頼感(速報値) 2月

- 今日のトレードポイント -
先日まで行われた、G20外相会合では、トランプ政権の財務長官として上院本会議での指名承認を経て正式に就任したスティーブン・ムニューチン氏が参加し、ドイツ、英国、日本、中国の各国財務相は、3月のG20財務相・中央銀行総裁会議を前に、"緊密な協力"をしていくことで合意したようです。今後はトランプ大統領の発言を確認しながら、財務相などの政府要人の発言にも注意したいところです。本日は、NY市場がプレジデント・デーの休日となることから、流動性の低下が見込まれるため、短期筋の売買に注意しつつ、基本的にはドル売りスタンスで取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            111.00-114.00
ユーロ・円        118.00-122.00
ポンド・円        139.00-143.00

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