FXレポート

3大市場休場の中、各通貨ペアともにこう着状態

月曜日のドル円は日本・イギリス・アメリカと為替市場における3大市場が休場となったことから全体を通して値動きの乏しい展開となりました。政府・日銀による円売り介入への警戒感が薄れる中、アジア・オセアニア時間は若干の下値試しを行い76.90円付近まで下落。しかし、他に目立った材料はなくトレンド形成には至らずこう着状態に。欧州時間に入るとドイツ株式指数やイタリアFTSE MIB指数が堅調な上昇を見せましたが、ドル円は蚊帳の外。結局76.90円付近にてこう着状態のまま本日の取引を終えました。

ユーロ円は昨年末の下落トレンドを引き継ぎアジア・オセアニア時間では下値試しの展開となりました。動意薄の中、14時過ぎには99.40円付近まで下げ幅を拡大。しかし、欧州時間に入るとドイツ株式指数やイタリアFTSE MIB指数が上昇したことから一転買い戻しの展開に。18時に発表された12月のユーロ圏PMI改定値が46.9と11月の46.4から上昇したことも買い戻しを後押しし、99.75円付近まで上昇しました。しかし、その後は手仕舞いの売りが入ったことから上昇幅を縮小し、99.40円付近まで再度下落。小幅推移のまま本日の取引を終えました。


≪2012年1月2日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り 8% 買い92%
ユーロ・円  :「ブル」売り12% 買い88%
ユーロ・ドル :「ブル」売り40% 買い60%
英ポンド・円 :「ブル」売り16%  買い84%
豪ドル・円  :「ブル」売り23% 買い77%
NZドル・円  :「ブル」売り31% 買い69%

【今日の主な経済指標】

09:00 SGD 四半期国内総生産(GDP、速報値)[前期比年率] 10-12月期
17:30 CHF SVME購買部協会景気指数 12月
17:55 DEM 失業者数[前月比] 12月
17:55 DEM 失業率 12月
18:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI) 12月
00:00 USD 建設支出[前月比] 11月      
00:00 USD ISM製造業景況指数 12月
04:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨  

今日のトレードポイント

年末最後の取引で年初来安値を更新したユーロ円の下落トレンドは年初の取引でも継続し、下げ幅を拡大しております。経済指標の発表等により若干の買い戻しは行われるかもしれませんが、ネガティブな話題に敏感に反応する市場環境に変化はないかもしれません。
ドル円は本日よりNY株式市場が開始となり、4日午前4時にはFOMC議事録があることからも欧州時間の動きに注目です。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   75.50-77.20  ユーロ・円 98.30-100.20  ポンド・円 118.20-120.70

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