FXレポート

ドル円は3月27日以来となる102円割れ!

 昨日のドル円は、103.095円で取引を開始した後、日経平均株価が軟化すると102.74円近辺まで下落。一時103円台を回復する場面も見られましたが、上値は重く102円台後半での推移となりました。黒田日銀総裁が15時30分以降の記者会見において、「追加緩和は考えていない」と発言をしましたが、これほどはっきりと追加緩和に否定的な発言をするとは思われていなかったため、欧米市場では円買いドル売りで反応。その後ナイトセッションの日経平均先物や米10年債利回りの低下を受けストップロスを断続的に誘発し、3月27日以来となる102円を割り101.54円近辺まで下落。前日比では1.279円安い101.766円で取引を終えました。

≪2014年4月8日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り18% 買い82%
ユーロ・円  :「ブル」 売り42% 買い58%
英ポンド・円 :「ブル」 売り40%  買い60%
豪ドル・円  :「ブル」 売り32%  買い68%
NZドル・円  :「ベア」 売り60% 買い40%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り57% 買い43%

【今日の主な経済指標】
10:30  AUD 住宅ローン件数[前月比] 2月
15:00  DEM  貿易収支 2月
15:00  DEM  経常収支 2月
17:30  GBP  貿易収支 2月
20:00  USD  MBA住宅ローン申請指数[前週比]
23:00  USD  卸売在庫[前月比] 2月
03:00  USD  米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

                  - 今日のトレードポイント -

3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)ではイエレンFRB議長が「資産買い入れプログラム終了後もかなりの期間、現在のFFレートの誘導レンジを維持することが適切になる可能性が高い」と発言し、このかなりの期間に対してイエレン議長は記者会見で6ヶ月程度と発言し、株安・債券安を招きました。このため実際の議論内容であるFOMC議事要旨に注目が集まります。FOMCの発表前は方向感に欠ける展開となることが予想されますが、ただ、101円台後半では昨日の大幅下落を受け押し目買いが入るのではないでしょうか。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   101.00-102.50  ユーロ・円 139.00-142.00  ポンド・円 168.00-172.50

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