FXレポート

一時的に124円台を付けるも上値は重い!

昨日のドル円は、122.714円で取引を開始した後、東京市場において日経平均株価の大幅上昇を背景に123円台に乗せる展開となりました。市場では「中長期のファンド勢が円売り・ドル買いを進めている」「本邦長期資金の買いが観測された」との指摘もあるなか、政府筋の話として「黒田日銀総裁の発言は不注意によるもの」と一部報道が伝わると123.31円近辺まで上昇しました。欧米市場では、ナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移したことを受けて買いが先行する展開となりました。5月米小売売上高(除自動車)が前月比1.0%増と市場予想平均の前月比0.8%増を上回ったことで日通し高値となる124.126円まで急伸しました。しかし、同時に発表された前週分の米新規失業保険申請件数が27万9000件と市場予想の27万5000件程度より弱い結果となったため123.26円まで下落しました。その後はしばらく123円台後半でのもみ合いとなっていましたが、米10年債利回りが低下幅を拡大すると、徐々に上値が重くなり123.30円台まで値を下げました。前日比では0.798円高い123.441円で取引を終えました。

≪2015年06月11日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り38% 買い62%
ユーロ・円  :「ベア」 売り58% 買い42%
英ポンド・円 :「ベア」 売り59%  買い41%
豪ドル・円   :「ブル」 売り19%  買い81%
NZドル・円  :「ブル」 売り 8%  買い92%
ユーロ・ドル  :「ベア」 売り62% 買い38%

【今日の主な経済指標】
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前月比] 4月
13:30 JPY 第三次産業活動指数[前月比] 4月
15:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 5月
18:00 EUR 鉱工業生産[前月比] 4月
21:30 USD 卸売物価指数(PPI)[前月比] 5月
23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 6月

- 今日のトレードポイント -
来週にはFOMCを控え政府要人から年内の利上げを示唆する発言が出れば一時的にドル高基調となる可能性もありますが、本日は週末ということもありポジション調整が入ることも予想されるため123円台半ばを挟んだ値動きになると思われます。米経済指標が市場予想を上回る結果となり仮に124円台を突破したとしても、124円台では上値は重くじりじりと値を下げ123円台に押し戻される展開が予想されます。注意点として東京市場はメジャーSQ日であるため株式市場は値動きが荒くなる可能性があります。これにつられ為替市場も不安定な値動きになる可能性があるためポジション管理に注意したいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     123.00-123.80
ユーロ・円 137.00-140.00
ポンド・円  188.00-194.00

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