FXレポート

ドル円は米株式安となるも123円台を維持!

昨日のドル円は、東京市場の午前では日経平均株価が一時400円超上昇したことが相場の支援材料となり123.40円近辺まで値を上げました。午後では、日経平均株価が伸び悩んだことでドル円が123.20円付近まで下落しました。欧州市場では、日経平均株価が堅調に推移したことで、クロス円中心にドル買いも強まり123.50円近辺まで持ち直しました。NY市場では、取引材料難から123.50円近辺でもみ合いが続いていましたが、NYダウやナイト・セッションの日経平均先物が下落したほか、利益確定のドル売りに押され上値の重い展開となりました。その後もNYダウが一時240ドル超安となるとリスク回避の動きが強まり一時123円を割れとなりました。引けにかけてNYダウの下げ幅を縮めたことで、徐々に値を戻し、前日比では0.025円高い123.174円で取引を終えました。

≪2015年11月09日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り45% 買い55%
ユーロ・円  :「ブル」 売り39% 買い61%
英ポンド・円 :「ブル」 売り40%  買い60%
豪ドル・円  :「ブル」 売り20%  買い80%
NZドル・円 :「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り38% 買い62%

【今日の主な経済指標】
 8:50 JPY 国際収支・経常収支 9月
 8:50 JPY 国際収支・貿易収支 9月
 9:30 AUD NAB企業景況感指数 10月
 9:30 AUD 住宅ローン件数[前月比] 9月
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 10月
16:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 9月
22:30 USD 輸入物価指数[前月比] 10月
22:30 USD 輸出物価指数[前月比] 10月
  0:00 USD 卸売在庫[前月比] 9月

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、先週の10月米雇用統計の好結果を受け123円台を維持しており、全体的にはドル高地合いが続くことが予想されます。また米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は、「米経済の緩やかな改善が続けば、短期金利を段階的に引き上げることが適切となる」と発言し、利上げ開始のタイミングとして12月の連邦公開市場委員会(FOMC)は適切との認識を示しました。ハト派とされる総裁が米経済への強い自信を示したことで、より利上げ期待が高まりつつあり、しばらくは底堅く推移するかもしれません。ただ、株式市場は、10月の中国貿易統計が弱かったことや原油安などで下落したほか、米国利上げの可能性を織り込む重たい動きとなっており、株式市場の動向に注視しつつ取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     121.50-123.50
ユーロ・円 131.00-133.00
ポンド・円  184.00-187.00

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