FXレポート

ドル円は121円を挟んで小幅な展開が続く!

昨日のドル円は、東京市場では日経平均株価の300円超安の下落が重しとなり121.20円近辺で推移しました。ただ121円手前では、ドル買い意欲も強く下値は限定的となりました。午後では、日経平均株価が70円超安まで下げ幅を縮小したことで、徐々に値を切上げ121.50円近辺まで戻しました。欧州市場では、時間外のダウ先物やナイト・セッションの日経平均先物が上昇したものの、動意に乏しく121.50円を挟んでもみ合いが続きました。NY市場では、米長期金利の低下が相場の重しとなるなど、対ユーロを中心にドル安が進んだ流れに沿って121.10円近辺まで小幅に値を下げました。その後一時は140ドル超上昇したNYダウがマイナス圏に転じたことでリスク回避の動きが強まり120.85円近辺まで下落しました。ただ、NYダウが再びプラス圏に持ち直したことで下値を支え、前日比では0.005円低い121.195円で取引を終えました。

≪2015年12月21日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り23% 買い77%
ユーロ・円  :「ベア」  売り54% 買い46%
英ポンド・円 :「ブル」 売り18%  買い82%
豪ドル・円  :「ブル」 売り13%  買い87%
NZドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り53% 買い47%

【今日の主な経済指標】
16:00 DEM GFK消費者信頼感調査 1月
16:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 11月
16:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 11月
22:30 USD 四半期実質国内総生産(GDP、確定値)[前期比年率] 7-9月期
23:00 USD 住宅価格指数[前月比] 10月
  0:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 11月
  0:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 12月

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、先週の重要イベントを終えて、また週末のクリスマス休暇を控え積極的な取引にはなりにくい展開が続いています。本日は、NY市場で四半期実質国内総生産(GDP)や米住宅価格指数、中古住宅販売件数、リッチモンド連銀製造業指数等の重要指標が控えており、同時間帯での動意に注目したいところです。また引き続き原油安に関連して株価も荒れやすい動きとなっており、株価の動向をながめて下値に注意しつつ取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     121.00-123.00
ユーロ・円 132.00-134.00
ポンド・円  182.00-185.00

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